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モビリティトレーニングの実践 MOB11 アニマルウォーク 2 (6種目) 〜QOMを求めて〜

・アニマルウォークは モビリティトレーニングの基本的な考え方を十分に満たしています。自体重を用いた全身運動であり 3面(3軸)の動作を行える。身体の関節の 個別の役割(モビリティ・スタビリティ)・協働した役割を体感できる。体幹と上肢・下肢の連動性を高められる。こういったところです。単なる体幹の強化種目ではありません。アニマルウォークは 左右違う動きをする 違う部位を同時に使う協応動作です。2つの違う動きを同時に行うことがスムーズになれば バランスのコントロールにも良い影響があらわれます。アニマルウォークを通して「思っていた動き・考えていた動き」に近づけるかもしれません。

・体幹を安定させ 上肢下肢にかかる力の分配・分散の左右差や上下差が現れていないか注意して行います。


インチワーム

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・アニマルウォークと言いながら 「尺取り虫」です。

・前屈姿勢になり 手掌足底は床にしっかりつけます。 

・下肢はその場に固定し 上肢で前に歩きます。足趾で床をとらえます。

・体幹が床に平行になるまで前に進んだら 上肢をその場に固定し下肢で前に歩き ます。膝は曲げずに小刻みに歩きましょう

・スタート姿勢に戻ったら 同様の動きを繰り返し行います。

モンキー

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・フルスクワットのしゃがみ込み姿勢から上肢を床につけます。手掌足底は床にしっかりつけます。

・両上肢を側方床についたら 支点にして両下肢を同側方に横とびします。

・横とびの勢いに合わせて上体を起こし 両上肢は側方に振ります。

・両上肢を振り切ったところから反対側の側方床に上肢をつけ 両下肢を同側方に横とびします。横とびの勢いに合わせて上体を起こし 両上肢は側方に振ります。

・同様の動きを繰り返し行います。

カメレオン

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・ピラーブリッジの姿勢からスタートします。

・リザードウォークから次の一歩(上肢)を出す前に その上肢を床から離しそのままその場で2回弾むように身体をしずめます。(片手での腕立て伏せ)

・一歩前に進み 同様の動きを繰り返し行います。

ラビット

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・フルスクワットのしゃがみこみ姿勢になり 両上肢は頭におきます。踵は床から浮かしておきます。

・その姿勢から一歩脚を前に出したら 体重移動をしっかり行いつぎの一歩を踏み出します。

・同様の動きを繰り返し行います。

ゾンビ

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・アニマルウォークと言いながら 「ゾンビ」です。

・シシースクワット(上半身を後ろに倒しながらスクワットをします。大腿と上体を常にまっすぐにキープしながらスクワットをします)の姿勢からスタートします。

・大腿と上体をまっすぐに保ちながら歩きます。上肢でバランスをとります。

四股歩き

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・アニマルウォークと言いながら…  「お相撲さん」

・しっかり股を割り腰をおとします。股関節の外転外旋をキープして行います。

・一方の脚に体重を移動し 他方の脚を床から離します。上体が傾きすぎないように注意してください。

・その姿勢をキープしたまま 挙上した側の股関節を引き上げます。(屈曲します)上体を傾けて股関節を引き上げないように注意しましょう。

・しっかり股関節を引き上げたら(屈曲したら)四股を踏みます。

・同様の動きを繰り返し行います。


アニマルウォークは自体重トレーニングの面白さ 真髄が満載されています。身体のモビリティ・スタビリティの使い分けの習熟度にあわせて アニマルウォークの上達度もアップします。上手に動きがつくれていなければ それは筋力の問題ではありません。モビリティトレーニングにたちかえってみましょう!


「ちょっとやってみようかな、マネしてみようかな」というところからカラダの使い方に興味をもってもらえれば嬉しいです。