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コレって広告?!展

アドミュージアム東京で開催中の「コレって広告?!展」へ行ってきました。今のところ今年見た展示会の中で一番見応えあったなぁと思います。広告物が好きだからかもしれませんが。

広告はメディアやテクノロジーの進化にともない、従来の枠を超えて拡張し続けています。本展では、絶え間なく変化し続けてきた21世紀最初の約20年間の広告の姿を、「拡張」をキーワードに「リアル」「メディア」「発信者」「価値観」という4つの視点からご紹介します。
時代を感じる懐かしい広告から、「え?コレも広告だったの?!」というものまで、21世紀を拡張してきたさまざまな広告に触れながら、広告の可能性や面白さを楽しんでいただければ幸いです。

https://www.admt.jp/exhibition/program/

1.作り込みがすごい

広告が発生したと言われる江戸時代〜現代までの広告の手法やデザインが説明されているのですが、CGを動的に使用し、音声を入れることで丁寧でわかりやすくなっていました。英語にも対応していて、近くにいた外国人観光客らしき方も聞き入っていました。

手前のボタン(日本語・English)をタッチするとムービーが流れる
「アイドル」や「企業タイアップ」など現代の言葉に置き換えて説明されている
サイコロのイラストがあることで、これがすごろくだと一目で分かる(と思う)
こちらはタッチパネルで、各人物が喋りだします。
本当かどうかはさておき、人物像も伺えます。
日本語のみですが、英語字幕あり。

2.視覚的に楽しい

昭和のポスターがたくさん見られました。

きっとマッチ売りの少女。
絵画の和洋折衷を感じます。


かわいらしい
第二次世界大戦の戦時中の広告物は、色味も少なく内容も緊張感があります。
終戦後、テレビやラジオが広まりました。
左下では当時のCMが流れます。
印刷技術の向上によりデザインが多様化していきます。
実は左下のテレビ枠も進化していきます。
なぜか存在は知っているけど実物は見たことがなかった昔の携帯電話。
ショルダーバッグのように持つんですよね。

3.デジタル化された膨大な資料

各テーマごとに設けられた視聴ブースで色々なCMを見ることができます。

宙吊りの視聴ブースが斬新でした。視聴中の人がいると足が見えるので分かりやすい。

結末は想像できるものの、ちょっとうるっとしたCM。

タッチパネル式の大画面で、タッチすると大きく表示されます。
動画の広告も視聴可能です。
ノスタルジックな気分に浸れます。

宮崎県小林市の移住促進CM。洒落ていて、尚且つ仕掛けがあります。私は2回見ました。すごい。

CMと、その絵コンテも展示されていました。
絵がうまい・・・!

さらに2階にはライブラリースペース(撮影NG)もあって、関連書籍が読み放題でした。広告やデザイン、流行に特化されていて、そこだけでも一日居れそうでした。

4.思い出がよみがえりそう

ペプシコーラのおまけについてたボトルキャップ。
集めてる人いたなぁ。
懐かしのガラケーたち。触ってOK。
私が初めてケータイを持ったのは高校2年で、ドコモのP208iでした。
モグラ叩きのゲームが楽しかった…。
当時の周りのJK・DKが皆使っていたドコモのN502。
こんなに小さかったっけ。
常に話題が尽きないすごい人。
昔はケータイ派とPHS派がおったんじゃ。
今は小学生でもスマホを持っているらしいのう。
樹木希林さんがオフィーリアになっていたのは知りませんでした。
オフィーリア
Sir John Everett Millais

5.無料&手土産

こんなに盛りだくさんな内容で、なんと無料です。
そして手土産にポストカードが自分で作れるようになっています。
江戸時代の製版技術だと思いますが、複数の版に分けて多色刷りを表現しています。

フレームにカードを入れてスタンプするだけ!
カレッタ汐留

というわけで、広告好きな方、是非行ってみてください。
40代以上はけっこう刺さる気がします。

アドミュージアム東京
所在地:〒105-7090 東京都港区東新橋 1-8-2 カレッタ汐留 地下2階
最寄駅:都営大江戸線「汐留」駅徒歩2分
https://www.admt.jp/

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