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【「有難う」という言葉】

私の言いたいこと


文面で感謝の気持ちを伝える時、私は「ありがとう」ではなく「有難う」と漢字を使って表現をするようにしています。

理由は、

相手の好意に、感謝の気持ちを自分が実感しやすい。

から。


「有り難い」の意味


そもそも「有難う」という言葉は何なのでしょうか??
想像に難くないですが、「有り難い」という言葉からきています。


あり‐がた・い【有(り)難い】
の解説
[形][文]ありがた・し[ク]《あることがむずかしい、の意から》
1 人の好意などに対して、めったにないことと感謝するさま。「―・い助言」「―・く頂戴する」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9C%89%E9%9B%A3%E3%81%84/ から


つまり相手の好意はめったに無いということなのです。

というのも少し表現が悪いですが、人は他人に対して無関心であるから。

そもそも会ったこともない、話したこともない人に関心がないのは当たり前です。
また自分の知り合いであっても、正直その人の今後の人生がどうでも良いと思える人が私にはいっぱいいます。

だからこそ「自分が関心を持つことができる人」がいるというのは、大変幸せなことだと私は考えています。

自分の家族・友人・恋人は、世界の70億人のうちのほんのいくつかに過ぎませんし。

そんな数少ない人からの好意は有り難いこと、この上ありません。だからこそ有り難いから、「ありがとう」なのです。

また相手の立場から考えましょう。


相手が自分に何かしてあげたところで、一体相手に何が残るのでしょうか。正直物質的なものとしては、何も残らない。

貴重な時間を私のために使ってくれているのです。尚更有り難いですね。(相手に愛を与えたことによる満足感は得られると思う。ボランティアなどがその一例だ。)


有り難さの実感ができているか


でもそんな有り難さを日に日に実感しにくくなってしまいます。


先程、相手の好意はめったに無いといいました。だけれども矛盾(p.s.参照)しているようですが、普段「有難う」という言葉を私はよく使います。皆さんも使うのではないでしょうか?

友人から借りたボールペンを返すときに、「有難う。」
コンビニの店員さんのレジ対応に、「有難う。」

しかしその好意が多すぎるあまり、感謝の気持ちが薄れたり、感謝の言葉をかけることを忘れたりしてしまいます。有り難いことなのに、とても不思議なことですね。


日頃に有り難いことが多すぎて、感謝を実感しにくい。そして感謝の言葉をかけることを忘れてしまう。

そこで私が考えたのは、
「有難う」という漢字の表記です。


なぜ有り難みの実感は、他人ではなく自分のためか


先程私は「有難う」と漢字表記によって、相手の好意に感謝の気持ちを自分が実感しやすいことを挙げました。

相手のためでもありますが、特に自分に対して重要だと考えます。

これは相手に難り有さを感じていないということではありません。

有り難いと感じることが人間にとって幸せであるということだ。

ということが言いたいのです。

私は、人間の一番の幸せの要因は「愛」と考えています。なぜなら人間関係が自分の幸せに大きく関係しているからです。
つまり良好な人間関係を築くことができれば、人間は幸せなのです。

では、その「愛」がどこで生まれるのか。それは相手へ何かをしてあげたときです。


その相手の好意を有り難いと感じることができなければ、絶対に人は幸せにはなりません。

そしてその有り難みを感じることができるのであれば、人は自然と相手に感謝ができるでしょう。
相手へ感謝を伝えるのも大事ですが、まずは自分が有り難みを感じていないといけません。

その解決策として、「有難う」と漢字表記することなのです。


まとめ

①相手の好意を有り難いと思えるようになろう。

②有り難みの実感は自分の幸せのため。

③実感ができれば、相手への感謝は自ずと出てくる。


私の場合、「有り難い」と漢字表記にして、感謝の実感を薄れないようにしている。


皆さんはどのような工夫をされていますか??
今日はここまで。有難うございました。

p.s.
この矛盾をどう考えればよいのだろうか。
私は、めったに無い相手の好意をたくさん受ける事ができるほど、自分は幸せなのだと考えるようにしている。

だから「自分は不幸せだ」と感じるときは、相手の好意への有り難さを感じていない時だ。
何か悩んでいるときは興味関心のベクトルが全て自分に向いているからだ。相手からの好意を気にすることができない。

良ければこちらも、ご覧下さい🙏
今回の内容と少し似てます!



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