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花の終わりをどう考えるか


こんにちは、kamome.です🕊

今日は花の終わりをどう考えるかという話。

生花の場合

生花の終わりは枯れたということかもしれません。
萎れて、傾いて、花びらが落ちる。

良き言葉選びをするのであれば、
「散る」とか「舞う」とかよく使われるけど、
やっぱり枯れてしまえばひとまず終わり。

ドライの場合

生花をドライにしてしまえば
ひとまずまた命は続いていくわけです。
また新たな始まり。

ドライの終わりっていつなの?

個人的には、カビや虫が発生した時には
完全におさらばします。
#虫は発生したことないのが救い

褪色したものはそれはそれで好きだし、
時間の経過が形として残っているのが好きだから
色が変わったから捨てるというのはあまりない。
あるとしたら、新しいものを迎えた時。

ありがとうの気持ちを伝えてさよならするか、
もしくはトイレに飾って芳香剤にします。
(匂い消しスプレーを花材にかけてます)

なので、お客様には心がわくわくしなくなったら
買い替え時ですねと伝えております。



あくまでも個人的な考えではありますが、
花の終わりってそんな感じかなとおもいます。

枯れ始めているモノリシアン


花が終わることは悪いことなのか。

花を買うときの懸念点として
「長持ちするか」ってあると思います。

生花にしてもドライにしても。

・捨てるのかいやだ
・お金を払う割にはすぐにだめになる

きっとここが一番のネックポイントなのかな。

3000円の生花アレンジメントを買う
1週間でだめになってしまった。

ドライフラワーは1年後にはぽろぽろ
衝撃が加わり落ちたら終わる。


そんな未来が見えてるから
買うのがいやだと思うだろうし、
高いと思って買うのをためらう。


そうだよなぁ〜と思う。


服だったら2.3年、またはもっと持つだろうし、
食べ物だったら満腹、幸せを実感できる。


でも、服も劣化はするし
食べ物も食べればなくなってしまう。

遅かれ早かれ終わりはくる。


だからこそ思うことは、
終わることって悪いことなの?ということ。

終わりがあるから今がより尊く感じる。
より大切にできる。花も自分も。

ある意味、終わりがあると知ると
濃密な時間を過ごそうとすると思うので
日々が充実してくるのではないでしょうか。

「終わり」を感じる心を持っている人だからこそ
命を大切にしている人や命の重みを知っている
優しい人が多いのでは、と思います。

きっとその優しさに触れた花たちは
幸せな花の一生を過ごせるはずです。

特に切花として店頭に並ぶ花たちは
すでに命のカウントダウンが始まっているので
まずは一輪、手に取ってもらえたら嬉しいです。

朝起きて、元気に咲く花にパワーをもらい
夜寝る前に今日も元気でありがとうと花を眺める。

たった1分、30秒の出来事が
花にとってもあなたにとっても尊い時間になりますよ。

2023.11.5
心が穏やかな秋晴れの朝に

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