いけばなは生き方
いけばなには、意味がある。
そのことを知ったときの感動が大きくて、
それまでしていたいけばなは
いけばなではなかった、と思いました。
ただきれいに形をいけていたからです。
いけばなのかたちの奥に
陰陽五行という考え方があって、
それに基づいて、
お花の高さや位置、色の順、傾け方、曲げ方、
水の量、お花を入れる器の寸法まで
すべて根拠があって決まっている。
いけばながそのかたちをしているのには
理由があって、
それが陰陽五行や易というものでした。
そこから、私にとって本当のいけばなが
始まりました。
陰陽五行とは、
陰と陽、木火土金水
この世のすべてのものを5つに配当するという
古くからある中国の思想です。
聖徳太子は、それに基づいて
冠位十二階を制定しました。
すべてのものが相関関係があって
つながってバランスが保たれています。
自然のその法則を学んで
その自然から生き方を習う。
いけばなをいけることは
生き方を知ることです。
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