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久賀池知明|創作大賞ホラー小説部門応募中
2022年6月22日 22:24
K子さんの家では、帰宅する度にどこからともなく「待ってるよー」と声がするらしい。特に何かがある訳でもないし、気にしないようにしていた。ある日、酔っ払って帰ってきてつい「はーい」と返事をしてしまった。すると「待ってたよー」と声がして、酔いが冷めたとの事。
2022年6月15日 23:33
透き通った青空高く聳える入道雲そこかしこで泣き喚く蝉少し下に目を向ければ青々とした森が目に飛び込んでくる茹だるような暑さの中、私は次の電車を待っていた次の電車まであと15分今にも溶けてしまいそうだ構内アナウンスが回送列車の通過を知らせる列車が通れば数秒だけでも涼しくなるだろうかさっき買った水も既に飲み干し、それでもまだ喉の渇きは収まらない無意味どころか悪化させると分かってい