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私たちの幸せを願っている人たち

最近
サザンオールスターズの
『蛍』を聴いています。

映画『永遠の0』の主題歌でもある
この歌を聴いていると
映画のシーンが思い出されて
波が溢れてきます。

愛の歌が途絶えるように
心の灯りが消えたの
たった一度の人生を捧げて
さらば友よ 永遠に眠れ

涙見せぬよに
笑顔でサヨナラを
また逢うと約束をしたね

生きたくても
生きれなかった命…
お国のため…

生まれ変われたなら
また恋もするでしょう
抱き合い命燃やすように

たくさんの若き命によって
今の平和な日本があるのですね…。

彼らのことを思えば
日々頭を悩ませている
あれやこれは
本当に取るに足らないことで。

生きていれば、
命があれば、
自分の在り方で
今この瞬間から
いくらでも
幸せになることが出来る…

でも…

でも…
命が無くなったら
自分の力で
それを叶えることは
出来なくなってしまう…


妊娠9ヶ月の時でした。
娘は突然逝きました。

亡くなった命は
元には戻らない
そのことを
受け止めなければなりませんでした。

これから先に
あるはずだった
娘との希望に満ちた未来。
それが突然絶たれた時
どんなに泣こうが
どんなに嘆こうが
もうそれは取り戻せないのだと
知りました。

でも
それでも
私は生きている…

私は
幸せになることが出来る…

「ゆうちゃんは
 みんなに愛されて
 幸せだったんだよ…」

主人の一言で
私の意識は
明らかに変わったのでした。

娘は幸せだった…

そう思った時
目の前に
娘の笑顔が見えました。

お父さ~ん
お母さ~ん
と嬉しそうに手を振る
娘の姿が…。

ゆうちゃん、笑ってるんだね…。
幸せなんだね…。

その時
私もまた
幸せの中にいました。

きっと
あの戦争で
人生を捧げた
たくさんの若き命たちも
私たちの幸せを
何より
望んでいるのではないでしょうか。

夢溢る世の中であれと
祈り

私たちが幸せであること
それは同時に
彼らの幸せでもあるのだと
そう思います。




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