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涼雨

目が覚めて

また後悔に近い感情に襲われる

隣にいる自分とは別の体温に安心して

これでいいとまた目をつぶる


いつかみたいに捨ててしまわないように

優しく拾い集めて

たまに溢れるくらいでいい


こけそうになりながら歩いていないと

勢いに任せて愛していないと

どうにもならない私のこと

君は泣かずに笑ってくれるでしょう


これまでを振り返って気づいたの

未完成な人だけを求めてしまってたのは

私が満たされるためでしかなかった


私がいなきゃいけないなんて

君だけがいればいいだなんて

情けない台詞に喜んでた



誰のことも愛せないって苦しそうな私が

後ろから不安そうに見てるけど

見捨てないから大丈夫だよ


この時間さえも愛しいと思えた

だから大丈夫だと思う

また不安になるし

きっと時々戻ってくるけど

それでもきっと歩いていける


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