【大槌町地域おこし協力隊】2022年11月活動報告_20/36

1.学ぶ(研修)

①いわて農山漁村発イノベーション人材育成研修

県流通課が主催するいわて農山漁村発イノベーション人材育成研修の第7回、第8回に参加しました。

第7回は11月2日(水)13:30~16:00、#道の駅 #遠野 #風の丘 にて
協力隊OBでもある 遠野醸造 代表の袴田さんから、#ビール を介したコミュニティづくりと醸造所創業のお話を聞かせて頂くことができました。

まだ #クラフトビール が流行り始める前の時期に、単価の高いクラフトビールを市民に馴染みのあるものとして定着させた取り組みは、ジビエにも通ずる部分があるはずと心に響きました。

また、道の駅遠野風の丘を案内頂き、地元の生産者の収入向上に繋がる産直の作り方について学びました。

遠野の文化や見どころの紹介パネル
遠野産のホップを使ったビールの特設ブース

#三陸 は三陸縦貫道ができて遠方からのアクセスが格段に良くなりましたが、一方で観光客を呼び込むためには「わざわざ高速を降りてでも寄りたい魅力的な場所づくり」が必要だと学びました。

11/2 いわて農山漁村発イノベーション人材育成研修 現地研修 @道の駅 遠野 風の丘...

Posted by Hideka Kudo on Friday, November 4, 2022

第8回は11月16日(水)16:00~18:30、オンラインにて
ホライズンコンサルティンググループ株式会社の庄司先生から、経営におけるビジョンの策定方法とコーチングについて学びました。

稼げる1次産業を作るために、
「ビジョン」→ビジョンを達成するための「目標」→目標を達成するために実現性があり・かつ魅力的な「戦略」→戦略を実行する「計画」の策定が重要だとわかりました。

また、「営農組合」のような共同体の中でのビジョンや目標策定のポイントについても事例を通して学びました。

コーディネーターが目標や計画を押し付けることなく、例えば「孫にお小遣いをあげられるように売り上げをUPする」のような当事者たちがやる気になれる目標を設定できれば、本当の意味で地域のための支援ができるのだなと、大槌でもそのような取り組みが出来ればいいなと思います。

②タテに繋がる協力隊ミーティング

11月8日、いわて地域おこし協力隊ネットワークが主催する「タテに繋がる協力隊ミーティング」に参加しました。

🙇開催御礼🙇 本日、 タテにつながる協力隊ミーティング ~交流編(11/4締切) を 開催しました! 1人ずつの活動紹介のあと、 3グループに分かれて協働アイデアや知見を交換。 ☑三陸の食やワインのコラボ ☑体験型ツーリズム ☑情報発信...

Posted by いわて地域おこし協力隊ネットワーク on Tuesday, November 8, 2022

三陸沿岸の #宮古 #釜石 #大船渡 #陸前高田 や遠方 #葛巻 などの #地域おこし協力隊 やOBOGと繋がりを作ることができました!

今後、沿岸食材のコラボや養蜂家視察など、この繋がりを活かして色々企んでいきたいと思います。

③鳥獣管理士2級

の試験を12月11日に控え、オンライン講義で 主要な鳥獣の生態や #鳥獣対策 について知識を増やしました。

各省庁が出している法律や交付金を知り使える引き出しを増やし、また鳥獣対策の3本柱の「個体数管理」「生息地管理」「被害防除」のそれぞれについて学ぶことで、捕獲以外の対策についても総合的に実施できる専門人材になりたいと思います。

試験の結果は1月の報告で…。

2.ジビエについて語る

①鹿シチューを食べながら大槌ジビエを知ろう!大会

チラシ。

「地おこジビエチーム活動報告会」のことなのですが、誰でも気軽に立ち寄りやすくポップな感じを出すためにこのような命名をしました。

甲斐あってか町内外から50名ほどの方が来て頂き、大盛況となりました。

「チーム5人の仲が良いのが伝わって来た」と好評でした。

今年は個人的な関わりのお友達にもたくさん来て頂き、アットホームな雰囲気で発表出来て本当に良かったです!皆さんご来場いただきありがとうございました!

②いわて若者カフェ出演

縁あってこちらに出演する機会を頂きました。

オンラインでの講話となりましたが、岩手大学の学生さんや、県職員さん、県内市町村の職員さん等、ジビエに関心のある20名ほどの方にお話を聞いて頂き、講演後にはたくさん質問を頂きました。

恥ずかしながら話している様子を撮ってもらいました(笑)

質問の中には「私の市町村で捕獲したシカも大槌の工場に搬入できないですか?」「ジビエ事業と教育の現場で何かコラボできないですか?」と言った前向きなご意見が多く、これほどの反響とは思っていなかったのでとても嬉しかったです。

質問等で得たアイデアも取り込みながら色々な事業に繋げて行きたいです。

③NHK「#おばんですいわて」出演

NHK盛岡放送局「おばんですいわて」の生中継で中條奈菜花キャスターに #大槌ジビエソーシャルプロジェクト取材して頂きました

リハーサルの待ち時間

私も「#OGSP を盛り上げている地域おこし協力隊の一員」としてインタビューして頂きました!アナウンサーって間近で見ると仕事っぷりがすごい!良い経験をさせて頂きました。

3.捕獲する

①ホカクン移設

遠隔監視型の囲い罠「ホカクン」を移設しました。
シカの足跡がたくさんついている場所に移したのですが…
ホカクンを置いたとたんに来なくなりました…。
警戒されているのでしょうか。シカが入りやすい餌付けも工夫していきたいです。

②里ジカ捕獲プロジェクト

毎月恒例、農家さんとの協働で #シカ#捕獲 するプロジェクトです。
11月は3頭を捕獲しました。

民家の裏で。住民の方の協力的な体制がありがたいです。
畑の裏山で。
空振りも。細い毛が挟まっていました。足の細い獣が掛かってすり抜けて行ったのか?
真相は闇の中です。

捕獲したシカは解体してもらい、商品化に向けて1頭1頭状態を確認しています。打ち身等で廃棄になる部位が最小限になるように、お肉の品質向上のためのわなの仕掛け方や止めさしの仕方も研究中していかなくてはなりません。

③小鎚収穫祭

里ジカでいつもお世話になっている小鎚地区の収穫祭にお邪魔させて頂きました!

歴史の教科書にのっている「千歯こき」と「足踏脱穀機」を体験させてもらいました。
お米を食べるまでにこれだけの苦労が詰まっていると思うと、お茶碗一杯のごはんに対する見方も変わってきます!

地元の大槌学園(小中一貫校)の生徒さんも「 #ふるさと科 」の中で代々この体験をしているそうです。農業や水産業のありがたみ、地元の良さを感じながら伸び伸びと育つことができる環境って素敵だと思いました。

4.ハンターを増やす

①鳥獣捕獲アドベンチャー準備

株式会社パソナ農援隊さんの主催する「鳥獣捕獲アドベンチャー」の大槌フィールドワーク(12/3-4)に向けて準備を進めていました。

当日参加者さんにシカの止めさしを見せられるように
事前にわなをいくつか設置しました。
ここにも2か所

その他にも会場の手配や必要物品の用意、お弁当の手配、講義に使う資料の作成などなど…

本番の模様は12月の活動報告で。

5.その他の(個人的)活動

①エコアーティスト綾海ちゃん来る!

昨年6月頃に大槌を訪れた #エコアーティスト の綾海ちゃんが再訪してくれました。彼女は日本中をキャンピングカーで旅しながら、廃材を使って絵の具を作って絵を描いています。

1年半ぶりに綾海ちゃんが描いてくれた壁画の前で。
卒業した菅原隊員も駆けつけてくれました!
1年半前はまだキャンピングカーはなかったけど今回は相棒と一緒に。
メンバーそれぞれ思い思いのひまわりを描かせてもらいました!

②沢山の落ち葉を頂く!

同じ協力隊の伊藤さんが #踏み込み温床 を作るということで、落ち葉集めをお手伝いしました。

普段活動している畑から徒歩5分程で拾いきれないほどの落ち葉が…!
昔の人たちはこの山の恵みを存分に受けて作物を作っていたことでしょう
こんなにたくさん集まりました。
落ち葉が発酵する熱で、春先の寒い時期も作物の種を発芽させることができるそうです

#吉里吉里#藻場 を再生させる!

大槌町藻場再生協議会の活動で、#ダイビング のライセンスを取得し、海に潜ってコンブやワカメを植えたりウニを駆除したりしています。

今は岩肌がむき出しで真っ白な海ですが、藻場が豊かになって、エビやカニ、小魚が棲みついて、それを食べる大きな魚も棲みついて…
いずれは少し潜っただけでいろんな魚が見られる海になるといいですね!

岩肌で岩肌で真っ白の上空写真。
これが「before」になることを夢見て。

以上、長くなりましたが11月の活動報告でした!
今月もお読みいただきありがとうございます!

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