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『僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。』

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2020年6月の記事一覧

僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。

僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。

『僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。』 小学生編 -4

「ほんと、クラスのみんな夜ヒットとかの話ばっかでやってらんないよなぁ〜」

「一応、確率論的に言えばそう定義せざるを得ませんね。(マタヒコくん、一体どの口が言っているのですか。)」

「やっぱ、吉岡しか話わかるヤツいないからな。なぁ、今日こんな天気だしさ、また兄ちゃんのMTV録ったビデオ観ようぜ。」

(これも後に判った事だが、彼

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珪藻土マットの様な吸い込み力で。

珪藻土マットの様な吸い込み力で。

『僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。』 小学生編 -3

マタヒコ11歳、吉岡家での電撃的洗礼を受け、明らかな「音の目覚め」を迎えた僕は、それからというもの取り憑かれた様に洋楽を聴きあさった。

チェック柄シールの貼られたカセットテープがラジカセで走る事はめっきり減り、代わりに丸い塩化ヴァイナルが毎日、止まることなく回り続けた。
漆黒の円盤は表になり裏になり、毎晩、僕の部屋は宇宙になった

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ハンマーで殴られた事なんてなかった僕たちは。

ハンマーで殴られた事なんてなかった僕たちは。

『僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。』 小学生編 -2

そう、先に言っておくと僕らの通う小学校は小高い山のてっぺんに建っていて、階段を300段(!)ぐらい登らされるうえに住んでる家も山の上だから、つまり山から山へと3km近く歩いて移動しなきゃいけないっていう、わりとクレイジーな学校なんだ。

そんなわけで僕らは、はやる気持ちを抑えきれずダッシュで吉岡の家に向かった。(それでも通学路は

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あれが全ての始まりだったんだ。

あれが全ての始まりだったんだ。

せっかくなので自己紹介も兼ねて、あらためて自分の音楽遍歴(とそれにまつわる食歴)を振り返ってみようと思います。
過去のブログや当時のインタビューで既出の話もあるかもしれませんが、そこはご愛敬ということでお付き合い頂ければ嬉しいです。

『僕はきっとこの温度を忘れることはないだろう。』 小学生編 -1

五月晴れの明るい太陽がだいぶ傾いてきた頃、町外れにある青少年会館から自転車で帰宅した12歳の僕

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