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夫婦には「儀式」が必要かもしれない——家族の記録

この年末年始は、夫の実家に帰省していました。
そして、自宅に帰ってきたタイミングでイライラが爆発。
夫と2時間も話し込むことに。

経緯や今後の対策について記録したいと思います。経緯は愚痴なので、明るい気持ちになりたい方は今後の対策にジャンプしてください。
(愚痴の見出し多ッ)


【経緯】わたしは家政婦ですか?

夫の実家は北陸。震源地ではありませんでしたが、震度5強を経験。(固定されておらず揺れる食器棚を前に娘をかばう時間は、本当に長く感じました…。)

問題は、高速道路の通行止めが解除され、関西にある自宅に向かう日から。

帰路につく朝。夫はかなりの二日酔い状態

地震の影響で、次の日仕事を休んでもう一泊させてもらう可能性もある中で、夫と意思疎通ができない。自分も酒飲みなので二日酔いの辛さは理解できるが、「頼りにならんな」くらいの気持ちでした。

結局、布団に転がったまま「今日帰ろう」と言うので、荷物を詰めるなど帰る準備をしました。荷物がたくさんあったので、結構大変だったんです。

それでも、昼頃になんとか出発。夫はアルコールが抜けてない可能性があるし、200 km強を私が運転しました。後部座席では、娘と夫が爆睡。

運転交代。なんの感謝もない

体調が回復したようで、滋賀県で運転を交代しました。ここで、私への感謝がまったくなく…。まあでも、体調悪いんだし仕方ないよねと自分に言い聞かせました。

夫が運転するターンでは娘が起きていて相手をする必要があったので、私は寝れず。とにかく眠かった…。そして渋滞に巻き込まれつつ帰宅。ご飯を作るのはしんどいという話になって、夫が以前から行きたいと言っていた焼肉へ。

七輪がテーブルの真ん中にあるお店のテーブル席に。娘は1歳10ヶ月。食事に集中するわけでもなく、私の太ももの上に立ってみたり、席から降りようとしたり。なんとかご飯を食べさせつつ、七輪で火傷しないよう気を遣って、焼肉を味わう余裕なんかありませんでした。

一方夫は、焼肉を堪能。「家族で焼肉とか憧れだったんだよな」とたいそう喜んでいました。良かったねと言いつつ、自分のペースで食べられる夫が羨ましかったです。

まあでも、娘は私と一緒にじゃないと食べないし仕方ないよね、夫は肉や野菜を焼いてくれていたんだしと自分に言い聞かせました。

正直疲れた。なのに、夫には見えていない家事だらけ

自宅に戻り、お風呂を済ませて就寝の時間に。

夫が「娘寝かしてそのまま寝るわ」と。寝かしつけしてくれるのありがたいです。お風呂も入れてくれたし。でもね、シンクにはいったん帰ってきたときのコーヒーブレイクに使った食器やらなんやらがあって。朝ごはんをしっかり食べたい夫のために米を炊かないといけなくて。(私は冷凍のパンをチーンでもいい)

え?私もうクタクタなんですけど。寝るの?これらの家事は私?明日保育園に持っていかないといけない食器もあるしね?

しんどおおおおおおおお。

食器洗いも炊飯も、おそらく夫には見えていない家事なんだろうし、翌朝起きるのが早いと言っていたから仕方ないと自分に言い聞かせました。(なお、体力の限界だったから炊飯はしなかった)

もうほんとに疲れた。ようやく寝た娘を起こそうとしてイラッ

真面目に働きながら大学院にも行って、夫はしんどい思いをしている…。だから、私が支える側になる必要がある。わかります。ずっとそう思いながらやってきました。

でも、私だって疲れている。大変さは違うだろうけど、私だって頑張っている。

保育園の送り迎えでは20分かけて、チャイルドシートに座るよう娘を説得しないといけないし、ご飯の準備中に「抱っこ」要請に対応しないといけないし。幼児といえど立派な自我をお持ちの我が子なので、一筋縄でいかないんです。可愛いけれど、疲れは溜まる。

大変だなあでも可愛いなあ。そんな娘がようやく寝たタイミングで、夫が帰宅。娘を起こそうとして、イライラ。

なんもわかってねぇ。それは仕方ないけど、感謝くらいしてくれ

この時点で、相当イライラが溜まっていました。毎日違う景色を見ているわけだし、お互いの大変さを真に理解することはできないとして。それでも、夫がやっていない家事や育児はすべて私が請け負っているんだから、感謝くらいしてほしいなと。

これまでやってきた「夫がやらないから、私がしていること」を次々に思い出して、怒りのボルテージがグーーーーーーーーーンと上がっていきました。

それでも、夫だって疲れているよねと怒りを飲み込んで寝ました。感謝を強要するのもおかしな話だし。

ゴミ出しも保育園の送り迎えも、全部私任せで本気のイラッ

これだけ「夫だって大変」と自分に言い聞かせたけれど、翌日態度に表れるくらいイライラが爆発。

原因は、(普段と違って時間に余裕があったのに)資源ごみ(大量の段ボール)を出すのも保育園の送り迎えも「やろうか」と言ってくれなかったこと。彼は、こちらが依頼しないとやらないスタンスなんです。

イライラをぶつけたら、保育園から帰ってきても、まだ大学に行ってなくて。「どうして怒ってるの?」と。心の中で「時間に余裕あるなら、何か手伝ってよ」とツッコみつつ、話し合う機会を設ける姿勢は素晴らしいと感じました。

私は家政婦じゃなくて、パートナーなんだから
・家族のためにやっている労働を認めてほしい
・ていうか人間として認めてほしい
・愛情表現として言葉で感謝を伝えてほしい

と伝えました。で、どうなったか。

【今後の対策】夫婦に儀式を取り入れる

「感謝はしているけれど伝えるタイミングがない」と主張する夫に「毎日食事を始める前に神に感謝する宗教みたく、儀式的にで良いからお互いに感謝を伝えませんか」と提案。いってらっしゃいのハグをするタイミングで、まとめてありがとうを伝えることにしました。

いや。いってらっしゃいのハグて何?な方。

夫婦関係が1回壊れた我が家では、月1の振り返りワークをしたり、いってらっしゃいのハグをしたり、相手への好感を上げるための工夫をしてるんです。私が夫を好きになれたら、良い循環ができると信じて。

\過去の記録はこちら/

【感想】習慣化が大事なんじゃない?

私は、前職で教えてもらったこちらの名言を、ある程度信じています。

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

心理学者・ウィリアム・ジェームズ

たとえ儀式であったとしても、毎日毎週毎月と続けていけば、それは立派な感謝の習慣になって人格も変わるんじゃないかなと。

今のままだと、パートナーを嫌いになってハイ終了!な私たち。

心の底からハグしたい・触れていたいと思えなくても、関係を良くする儀式として。心地よく家族で暮らしていくための儀式として。いってらっしゃいのハグで感謝を伝えることにします。

「いってらっしゃいのハグをするだなんてラブラブなんだな」と思っていた過去の私へ。ラブラブになるための儀式として、いってらっしゃいのハグをする必要があるのかもしれないよ?



おしまい

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