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今の時代だからこそ トップが学ぶべき事

先日、あるYouTube動画を見ることを勧められました。

今、流行の「アンガーマネジメント」に関する動画でした!

"田中 敦彦のYouTube大学【アンガーマネジメント①】怒りで失敗しないために今最も必要なスキル"

を見て、そこで紹介していた本

 ”戸田 久美 さんの著書「アンガーマネジメント」” 

を読みました。

僕は、20年美容師をやっていて自分のサロンを立ち上げて、

8年の月日が経ちました。

その中で、自分が経営者となりスタッフを雇い経営する立場になりました。

僕はこの半年前まで雇用者として働いていた時にしていた指導や指導方法が正しい事だと思っていました。

もちろん、後輩のためだと思い、強い指導をする事もしばしば有りました。

情熱を伝える事は、絶対にその子の将来の力になると思っていたから...

ただ今は、

自分の思いがどんなに強くても、それを自分軸でぶちまけても、何もいい事はない、むしろ逆効果なる可能性があると言う事を考える様になりました。

自分軸とは、情熱や必死さや怒りなどの突発的な強いお思いを自分勝手に伝えても、相手には、適切に伝わらないし、マイナスの連鎖を生んでしまう事がある。

マイナスの連鎖とは、例えば上司や目上の人に頭ごなしに伝えられたら、その反動は上にはこない、関係性もあるが、必ず下に向く、後輩や自分より力の無いものにその反動は作用する。

後輩は更に後輩に、更にストレスが増えればパートナーや子供に、子供が兄弟や友達にと言うように、自分とは直接関係の無いところまで影響していく可能性もあるって言う事。

こんな連鎖あっていいはずが無い、でも強過ぎる感情にはそれだけの影響力がある。

だからこそ、自分軸で発信する強過ぎるエネルギーはコントロールしなければいけない。

強い感情が出てくる根源に、「自分も思う = 皆んなもそう思ってる」なんて言う手前勝手な思考があったりする。

自分が思ってる事と他人の思っている事は違って当たり前なのに、一緒の様に考えるから「◯◯って◯◯じゃないですか!?」と決めつけて、あたかもそれが正論かの様に話す。これは、こうある「べき」って考え方になってる。

「後輩はこうあるべき」「社会人はこうああるべき」「皆んなこうあるべき」 など

「べき」っていうのは、個々それぞれの人間がもつ、信念やルールみたいなもの。(コアビリーフって言うらしい。)

誰もが、育ってきた環境や置かれている立場で、刷りこまれていくものだと思う。

一般常識とされるものも、誰を基準としたものかもわからないし、そもそも「これって当たり前」とか「これが一般的に普通」とか言う思考が自分軸なんだと思う。

10人いれば10人の答えや基準があるかも知れない。

国が変われば全然違ったりもする。

自分の常識は他人の常識では無いという事をまずは頭に置いといた方がいい。

それを踏まえた上で、他人と多く関わる職場などではどんな事が求められるのか。

それは、心理的安全性(心から安心できる環境)だそうです。

心から安心して働ける職場は、

・自分のありのままを見せる事が出来る(自己開示)

・自分の考えや思いを言語化して周囲に伝える事が出来る(自己表現)

・自分は自分であり他の人とは違う存在であると個性を自覚する事が出来る(自己認識)

この3つが保たれた環境で、圧倒的にコミュニケーションの量や質が変わり、報告・連絡・相談が適切に行われ生産性が飛躍的に向上する!

あの、Googleで実験を行い立証済みだそうです!!

しかし、解ってはいても仕事をしている現場では、突発的な感情が出やすいものだと思う。

自分では、必死に伝えてるだけで、怒ってると思われてしまう。とか

自分では、伝えたが理解まで及んでなくて、再度伝えに行く時に強めに伝わってしまう。

など、

単純に普段からのコミュニケーション不足が原因で、起こってしまう事だと感じる。

これも、相手の意見や思いをすっ飛ばして、コミュニケーションではなく一方的に伝えてるだけになってしまっている。

「そんなつもりは無いのに」なんて、通用しませんし、そう思われる様に振る舞ってる方に原因があるとお思います。

トップがそんな雰囲気を出していて良い職場になるはずが無いですね。

円滑に進めたい仕事もコミュニケーションが不足して、思う様に進まないなんて事になってしまいます。

自分で自分の首を絞めるていることになります。

トップには、スタッフが気持ち良く働ける環境を作る責任が有ると思っています。

その責任を果たすためには、スタッフ全員で作っていきたい職場環境を共有して、できていなかったあら、気軽に指摘しあえる空気を作る事が大切に感じます。

自分だけで意識するだけより、周りに開示して巻き込む事で指摘しやすくなったり、素直に受け取る事もできる。

他力本願と言うわけではなく、お互いに努力し合う事が重要だと思います。

環境を大きく変えるという事は、そこに流れる血液を入れ替えるも同じくらい大変なことかもしれません。

しかし、会社組織のトップには、今一番必要な事だと強く認識しています。

既存のスタッフや未来のスタッフが毎日笑顔で楽しくのびのびと仕事ができるより良い環境を作って行く事が、今僕に与えられた最大の使命だと思います。


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