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樹林気功というもの

樹林気功

それは、生命あるもの全てがもつ”気”を介して草木と交流する気功

樹林気功の大師匠の樹遷さんは、東洋医学と西洋医学の医師でもあり、考古学者でもありお方で。17歳で東洋医学と武道の道にお入りになり、口外できない様々な経験を経て現在は70歳くらい(?)
樹遷さんは「この人こそホンモノだ..。絶対に敵わないな...」と直感的に尊敬と絶望を受けたはじめての人。この人に出会えたことが、人生の奇跡だったと今でも思います。

そして、私の支えとなっている師匠の言葉が

「自立あるが故に一連なり、一連なりが故に自立あり」

自己を認識し受容するからこそ他者(ここでは自己以外の宇宙)と繋がり、他者とつながっているからこそ自己が浮かびあがってくる、ということ。

当時、私が大切にしたいけどうまく言葉に表せられなかったことを見事に表現してくださった言葉です。

そしてこの樹林気功との出会いは、私を休学、そしてここ屋久島へと導いてくれました。

樹林気功との出会い

樹林気功と出会ったのは、昨年度中国四川省に行った時。その目的は四川地震に関するフィールドワークを行うためだったんですが。そこで主催運営をしてくだった方こそが、樹林気功の伝え手の方だったのです。

その方とは、ひょんなことから「自然」について喋った時、異様に話が盛り上がって。気になっていろいろ質問していくと、その方から衝撃の言葉が...!

「屋久島で10年間、樹林気功の修行をしていた」

「....!???
なんっt...!!!?なんかわからんけどかっこよすぎん..!!!?」

彼は10年間日本の原生林の残る屋久島で、師匠の元弟子仲間30名ほどで、自然農をしながら東洋医学の座学や森に入って気功の修行をしていたそうです。

それが私の樹林気功との出会い。
彼の師匠の教えや日本や世界の自然環境の現状を教えてもらました。
もう、面白すぎて、興味深すぎて、興奮が治らなかった。
でもそれと同時に、いかに自分の「自然」の捉え方が断片的で甘かったかを突きつけられました。

当時の私は、企業就職してビジネスを学んだ後、食を切り口に人と自然が癒しあえる事業をしたい、なんて語っていたのですが。
その根源になる自然に関する私の認識は、環境問題や、第一次産、食文化からの視点のみで、全然俯瞰的に捉えられていなかった。
また実際自然の中で暮らしたのもガーナの数週間しかなく、感覚的にも自然とのつながりを感じられていないことに気づきました。
すごく私浅かったなって。

だから、変な色眼鏡をかけず、めいいっぱい自然を感じたい。
また、自然とつながる暮らしを実践し、自分がどう感じるのか観察したい。
カタチ作るのは、そのあとだ。

そう強く感じ、休学を決意しました。

樹林気功との関わり

衝撃的な出会いを経てからは、お弟子仲間の開く教室のため三重・奈良・石川を回ったり、師匠の塾に典座見習いとして参加させてもらったりして、樹林気功を実践に努めました。
その他には、手探りで東洋医学や東洋思想の本を読み漁ったりして、樹林気功に通じる思想や技術について勉強しました。

そうしてしていくうちに、ちょっとずつ
「あ、この感覚かも…」
というタイミングが増えてきて。

今年6月、初めて屋久島の森に入った時
身体全身に気が回ってビリビリする感覚があって
「ああ、ずっとここでいたい」って思えた時
本当に感動した、「これだっ!!!」って。

この地で、もっと樹林気功を深めたいと思った。
そして、今にいたります。

これからというもの

樹林気功を深めたくて、休学して屋久島に来たのはいいんだけど...

私がいつ、樹林気功を体得できるのかはわかりません。
何をもって、体得できたというのかもわかりません。
でもそれもすべて草木と一緒。
同じ植物でも芽吹くタイミングはみんな違う、違って当たり前。

ただこの大自然も自分も愛し、謙虚な姿勢で信じるだけ。
焦らず、毎日の気功を怠らず、続けていこうと思います。


おやすみなさい!

もし、樹林気功もっと知りたいっていう方いればいってください〜!
需要あれば、、詳しい内容も書こうかなとも思います。


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