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京都芸術大学通信教育部 イラストレーションコース学生インタビュー<前編>

KUAイラストアドベントカレンダー、12月15日はイラストレーションコース研究室から『京都芸術大学通信教育部 イラストレーションコース学生インタビュー』前編です!

今回は、今年4月に入学して現在イラストレーションコースに通われているサイトウさん(仮名)にお話をお聞きしました。

「入学を決めたきっかけは?」「学費ってどうしているの?」「どんな課題があるの?単位をとるのは難しい?」「イラストの勉強ってどうしてる?」

前編となる本記事では、そんな質問に対する学生のナマの声をお届けします。


入学の決め手は多彩な講師陣

ーサイトウさんはどのような流れでイラストレーションコースに入学されたのでしょうか?

一般の4年制大学を今年3月に卒業し、4月から京都芸術大学イラストレーションコースに入学しました。そのため、大学は2つ目です。もともと法学部に通っていたので、大学院に進学することも含めて悩んだ結果、イラストレーションコースに入学を決めました。

ー入学の決め手は何でしょうか?

一番惹かれたポイントはやっぱり講師陣です。ア・メリカ先生や米山舞先生、PALOW.先生など、有名なイラストレーターの方々が講師として在籍している点に魅力を感じて入学を決めました。

またpixivと協力して運営していることも、信用があってとても良いなと思いました。イラストを描いている者としては、pixivって一番最初に登録するサイトじゃないですか。そのようなところと一緒に学科を立ち上げていることも、大きな決め手になりました。

ー「生計を立てたい」「趣味をステップアップさせたい」など、どのような温度感でイラストレーターを志されていたのでしょうか?

絵を描き始めた頃はあくまでも趣味だったのですが、4年間の大学生活中にイラストも含めていろいろな業界を調べ、「絵で生計を立てていく」という目標を持って入学しました。

ー学費についてはどうしていますか?学費面も入学の決め手になった部分はあるのでしょうか?

大学4年間で貯めた貯金と、パートで得る収入をあてながら学費を納めています。比較対象になるか分かりませんが、一般の通学制の私立大学だと学期あたり70万円程度必要で、これはイラストレーションコースの倍近い金額です。国立であればもっと安いと思いますが、比較的安価で学べるというのも非常に魅力的に感じました。

一般の大学や独学では学べない知識が得られる授業

ーこれまでに受講された中で、特に印象に残っている科目があれば教えてください。

特に良かった科目は2つあり、1つは「イラストレーション演習I-2 キャリア論」という虎硬先生が担当している科目です。自分がもともと通っていた大学では、やはり説明会に来ていただける企業はIT系や銀行系などが多く、ゲーム会社や広告デザインなどの方々に来ていただける機会はあまりありませんでした。そのため、そのような分野の知識を得られた点で非常に興味深い科目でした。

もう1つは、1年の必修科目である加藤公太先生の「デザイン基礎1(イラストレーション) 美術解剖学」です。人体について学べる機会は一般の大学では少なく、医学系や美術系の大学ぐらい。骨や筋肉はとてもハードルが高くて独学では手を出しづらかったので、そのような分野の授業を1年目から必修で学べるのは非常にありがたかったです。

ー現在までに何単位取得できましたか?課題の評価についても是非聞かせてください。

3年次編入したのでまだ在籍して1年経っていませんが、今年の夏は受講の時間をあまりとれなかったため、恐らくまだ14単位程度です。課題提出ではいい評価をいただいた科目もありましたが、不合格ぎりぎりの評価だったものもありました。

先ほどあげた美術解剖学の課題では、ありがたいことに良い評価をいただくことができましたが、やっぱり身近なものではないので、持っていた参考書なども見ながら取り組む必要があったりと、非常に苦労しました。

ー履修登録したものの、落としてしまった単位はありますか?

落としてしまった科目は現段階ではありませんが、夏になかなか時間が取れず課題を提出できなかったものが2,3科目あります。

ToDoリストを活用して勉強時間を確保

ー週にどれぐらいの時間を、イラストの勉強に費やされていますか?

僕の勉強法が正しいというわけではありませんが、授業の動画は学期の始めにまとめて見てしまいます。その後課題をやりながら、気になる点があれば動画教材を見返していく方法です。平均して毎日夜に1,2時間ぐらいでしょうか。授業で理解できない部分が多ければ、動画を見返す量も増えるので、そのような週は勉強時間が多くなることもあります。

日中はパートとして働いているので、勉強の時間は基本的に夜や早朝です。僕は夜遅いと眠気で集中できないため、課題が多いときは休日に作業することもありますが、メリハリも大事だと考え休日はなるべく休むようにしています。休日はSNSに投稿する趣味絵を描いたり、友達とゲームしたり、映画鑑賞したりしていますね。

ー勉強時間を確保するために気をつけていることはありますか?

勉強時間確保のコツは、僕も知りたいぐらいです(笑)。YouTubeやゲームなどさまざまな誘惑があって、気を抜くと1日がすぐ終わってしまうので、なるべくやるべきことをToDoリストにして、そのリストを終わらせてから趣味絵に時間をあてたり、余暇時間にするようにしています。

ーもともと通っていた大学と環境面での違いはありますか?

やはり対面やリアルタイムではないので、通学制と通信制とでは過ごし方が全く違うと思います。通学制の大学であれば、友達と一緒に昼ごはんを食べて次の授業に向かうというような流れがあると思うんですが、通信制ではそういうことはありません。ただ、通学制の大学でもコロナ禍の影響でオンライン授業が導入され、「どうやって友達づくりをすればいいんだろう」と少し騒がれていた記憶があります。

入学説明会の時に、非公式ではありますがイラストレーションコースのTwitterハッシュタグで繋がれるとおっしゃられた方もいるので、そのようなものを活用するのが良いのかなと思います。

※12/20公開の後編に続きます


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