川越・COFFEE POST|西日で火照る体にしみわたるビターなアイスコーヒー
ランチを楽しんだあとに川越の街をぶらぶらしていると、いつの間にか西日が照りつける夕暮れ時に。帰りに飲み物でも買っていくか! と向かったのは、自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店「COFFEE POST Honkawagoe」です。
COFFEE POST Honkawagoe
本川越駅から徒歩約3分、交差点の一角にお店を構えるCOFFEE POST Honkawagoeは、テイクアウトでコーヒーを提供するコーヒースタンドです。
2018年5月、COFFEE POSTは三輪自転車の屋台で移動しコーヒーを提供するスタイルで始まります。2019年7月にCOFFEE POSTを通じて知り合った方から、場所を譲り受ける形でCOFFEE POST Honkawagoeをオープン。2023年6月には、ロースタリーとしてCOFFEE POST Kubomachiをオープンしています。
この日のコーヒーは10種類。浅煎りから深煎りまで、好みの焙煎度から豆を選べます。
12月開催の川越コーヒーフェスティバルで提供された、コロンビア「ラ・ロカ ピンクブルボン」が仲間入りしていました。定期的にリリースされる新豆情報は、Instagramでチェックできますよ。
コーヒーだけではなく、バナナジュースやレモネードソーダ、ホットチョコレートなど、コーヒー以外のドリンクも豊富です。
おいしいアイスコーヒーを帰りのお供に
駅から観光エリアに向かう人、観光エリアから駅に向かう人の視界に入る場所にCOFFEE POST Honkawagoeがあります。たった一坪のこぢんまりとしたスペースです。
大きな窓から屋内の様子をうかがうと、コーヒー器具が所狭しと並べられ、頭上にはドライフラワーがレイアウトされていました。
注文後てきぱきと準備がはじまり、目の前で丁寧にハンドドリップしてくれます。次第にコーヒーの香りが鼻腔をくすぐり、待ち遠しさからそわそわと、わくわくする時間です。
12月なのに20度近いぽかぽか陽気の日でじんわり汗をかいていたので、アイスコーヒーにしました。抽出後、一気に氷を注ぐ急冷式でアイスコーヒーができあがります。
選んだのは深煎りの「マンデリン バタックブルー」です。
口をつけずとも、ストローに近づくだけでしっかり香りを感じて期待大。ファーストインパクトにフルーティな酸味を感じ、すぐに奥行のある苦味が覆い被さるように広がります。華やかな味わいがふくらみつつ、雑味のないすっきりとした後味です。
やっぱり深煎りのビターなコーヒーが好きだなとあらためて思いました。
【番外編】コーヒーカードがありがたい
ちなみに連れが選んだのは、深煎りの「グァテマラ エルミラドール」。焙煎士のコメントによると、まるみのある苦みにチョコレートやナッツのような甘さを感じる味わいとのことです。
焙煎度やフレーバー、豆のデータなどが書かれたコーヒーカードがついてくるのがうれしい。「少しでもコーヒーのことを知ってほしい」という気持ちが伝わってきます。飲みながら、飲み終わったあとにじっくりカードをながめて、選んだコーヒーの世界観にひたりました。
サクッとコーヒーを味わえる手軽さがいい
好みのコーヒーにスイーツやトーストをあわせ、お店の雰囲気を楽しみながらゆったりすごすのが定番ですが、ふらっと気軽に立ち寄れるコーヒースタンドもいいですね。テイクアウトしたコーヒーは帰りにゆっくりと味わいます。
「あれがおいしかったね」「あの店また行きたい」など、川越でのできごとをふり返りながらおいしいコーヒーを飲むことができ、1日の締めくくりにCOFFEE POST Honkawagoeを選んだのは正解でした。
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