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「考える力」知識と知恵について


私は、人を採用するときのポイントとして、“目が輝いているか”、“目力があるか”を見ます。

やる気のある人や、考え方の前向きな人の目は、何かを“訴える力”を持っています。

常に、どうしたらいいかを考えているからです。

目が輝いていますか

思考の停止した人は、目も死んでいます。そういう人は、何をさせても思うような成果は出せません。考えていないから何もできないのです。

前向きな思考が出来て、考える力を持っている人。これが目力のある人だと思います。

<勉強するということ>

勉強とは

今の学校の教育は、どうも知識の押し売りのような気がしています。

英単語や文法だけ覚えても、話せなければ役に立ちません。外国の方がたくさん来られているのに、使えなければ意味がないのです。

これは勉強することの本当の意味、意義を正しく理解できていないように思えます。だから、「こんな勉強して何になるんや」ということになるのではないでしょうか

では、何のために勉強するのでしょうか。

(知識を生かす知恵)

それは“考える力を養う”ためです。“知識を知恵に変える力を身につける”ためなのです。

知識だけでは、ただの事実の寄せ集めにすぎません。それらを組み合わせて新しいものを作り上げることが出来るのが知恵です。

知識と知恵

歴史で誰が何年に何をしたかということを教わっただけでは、何の意味もありません。その結果どういう影響を与えたのか、どういうことが関連して起こったのか、世の中の動きはどう変わったのか、どういう目的があってそうしたのか、狙いはうまくいったのか、前後のつながりはどうだったのか、そうしたことを考えることが重要なのです。

数学の微分積分方程式は、社会に出て使うことはまずありません。しかし、その答えがどういう理屈で導き出されるのか、その考え方の手順はどういったものなのか、なぜそのようになるのか、どこからその考え方に導かれたのか、こういう考え方自体が論理的思考を育む基礎となるのです。

ただ闇雲に知識だけ詰め込んで習得してテストの点数がよければ終わりになっていませんか。教える側も、知識の習得度をチェックするだけの方が簡単だからと、そこまでなっていませんか。知識を知恵に変える術を教え導いていますか。教えられる側も、そういったテストの点だけで満足していませんか。

学校の点数がいくら良くても、知恵が身についていなければ、社会で成功は望めません。逆に学校のテストはさっぱりでも、知恵が身についていれば、社会での成功は見えています。

知恵を身につけること、身につくような思考の仕方を教えること、これが真の教育ではないでしょうか。

「考える力」を養うことこそが、最重要課題なのです。

知識を知恵に変える

知識は必要に応じて、その都度集めれば済むことです。情報は本やインターネットでいくらでも溢れています。

情報をただ受け入れるだけでなく、どうしてそうなるのか、そこから学ぶことはあるのか、といった問いを日頃から考えていく習慣をつけることで、知恵は少しずつ習得できます。

しかし努力しないと、情報に流されるだけになってしまいます。

つまり生涯にわたって学習するテーマなのです。

知恵を磨いて楽しく生きましょう。今回はここまで。ありがとうございました。良ければスキ・フォローをお願いします。これからもいい記事を書くよう努めますので、よろしくお願いします。

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