心に残った結婚式

今は結婚の形も結婚式のやり方もだいぶ変わったと思うけど、最近は結婚式自体出ていないかもしれない。同年代の友達ももう結婚するような子はいないかも。。。私が２０歳から２５歳位までの間は結婚式に出る事が多かった。

友達や職場の仲の良い人、親戚の結婚式などでその当時は、１００人近くは呼んでホテルの大きなホールで結婚式を挙げるのが主流というか？多かったかもしれない。

そんな中、高校の友達の結婚式は今でも一番心に残っている。

その子は私が高校２年の時、転校した学校で初めて出来た友達だった。その友達は元々手先が器用な子だったと思う。高校の時、冬になると毛糸を持ってきては教科書を立てて授業中に編み、プロゴルファー猿(？)みたいな感じのセーターを編んでいた。朝から編んで帰りには出来ていた。でも今思うと誰のセーターだったのだろうか？彼のだったのかな、今度聞いてみようと思う。

私の服も作ってくれた事がある。リメイクなのか？マキシ丈位の赤いチェックのスカートの丈を切って縫ってくれて、切った布でベストを作ってくれた。後ろが長くなっていてリボンのように結べるベストだった。その服を着てみんなでレピッシュのライブに行った

少し話が脱線しましたが、その頃自分で結婚する時には自分のドレスを作るんだって言っていたけど、出来そうだなって思っていた。

それから７年位経って、その子が結婚する事になり、やっぱり自分でドレスを縫っているようだった。

私は、ブーケを作る事にした。造花でブーケ作りを教えてくれるお店があったので、友達にどのようなブーケが良いか聞いてお店に行き、お店の人と打ち合わせをした。友達はイチゴのブーケがいいなと言ったのだった、イチゴのブーケ？なんて。。。イチゴあるかな。。。？でもそのお店にはあったのだ！！ブーケ用の偽物のイチゴが。でも数が足りなかったのでブーケを作る日まで、お店の人が取り寄せてくれる事になり、私はお店の人に習いながら大きなイチゴがたくさんの大き目のブーケを作った。

友達の結婚式は、小さな教会で本当に仲の良い友達が数名と家族だけ。自分で作った、長くて白い綺麗なドレスがすごく似合っていた。友達は、いつもショートヘアなのに結婚式の為に髪の毛をロングに伸ばし、控室で私が髪をセットしたんだった。

そして、イチゴのブーケを持った友達が、教会の中、旦那さんと神父さんの元へと歩いて行く。。。ちょっと感動

式の後は、みんなで友達の実家に行き、友達と友達のお母さんが作ってくれたご飯をみんなで一緒に食べた。長いテーブルの上に沢山の料理が並んでいた。さんざん食べてワイワイしてから、歩いてすぐ近くのカラオケ屋さんにみんなで歩いて行った。もう結構な夜になっていたけど友達の甥っ子や姪っ子も一緒に、手をつないでみんなで歩いて行った。

いつも破れたジーパンを履いている友達が、髪を伸ばしイチゴのブーケに白いドレス。あの日の友達は本当に幸せそうだったし、私も同じ気持ちだった。

あの日の事をたまに思い出す。

沢山の結婚式に参加してきたけど、あの子の結婚式が一番心に残っている。

みんなで笑って、友達も私もみんなも幸せな日だったと思う。