東京オリンピック候補選手になってみえた景色

まずはじめに、このような内容は正代表になってかっこよく書きたかったと切実に思います..
だけど、チャレンジしていくと決めているので感じだ事を素直にお伝えしていこうと思います!

天国と地獄

大袈裟に言えばこのような表現になるかと思います。
スポーツはシビアです。表舞台はキラキラしていてかっこよく、勇気や感動を届けてくれます。
その裏では絶対に敗者が存在していて言葉では言い表せないほどの悔しい虚しい思いをしています。僕もその1人。

だけどスポーツ、勝負の世界は残酷で苦しい事ばかりかと聞かれたら、答えはノーです。
まず挑戦できただけでも幸せだと思います!
そしてこの"負け" があるからこそ"勝ち"がより輝くものだと僕は思っています!

4度目の候補選手

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが実は
今回で4回目の候補選手を経験しております。
・2014 南寧世界選手権
・2017 モントリオール世界選手権
・2019 シュツットガルト世界選手権
・2021 東京オリンピック

自分の聞くかぎりではこんなに多くの負けを経験してる人はいないんじゃないかと思います。

振り返ると、今回の東京オリンピック代表合宿を経験するまでの前3回の代表合宿では
とてもじゃないけど前向きな姿勢で取り組めたとは言えませんでした。
なぜ前向きに取り組めなかったかというと
単純に勝って代表合宿に参加できているわけではないし、交代で自分の出番が回ってくるなんて想像もできないからです。
 *実際は全然可能性0じゃないです。過去にいくつか事例はあります。

しかし今回の東京オリンピック代表合宿は全然違いました。
さすが4年に1度の大舞台だと身に染みて実感しました。
候補選手として辛い立場で臨んでいたはずなのに、心の底から感謝をしていてワクワクしながら練習初日を迎える事ができていたんです。

オリンピックの雰囲気は別物だなー✨
と、感じると共に感謝する事ができている自分がいる事に驚き、自分も成長したなーと思っていました。
そんなこんなで最終日まで候補選手としての役目を果たす事ができました。

本当にやりきれたか

1番の問題はここなんです。
これも答えはノーです。

100%自分のやるべき事をやれたのか。
100%自分の実力を出しきれたのか。
大事な場面で100を超える120%を出すくらいの本気を出せたのか。

全部90%くらいな気がしました。
認めたくない事だけど..

だから、まだ可能性を感じたし
だから、現役続行しようと思いました!!

全部100%の自信があったら気持ちよく引退してると思います。

終わった後に清々しい気持ちになるとばかり思っていましたが..
心の火はまだ消えてなくて、根っからのアスリートでした。

第二章のはじまり

ここからが武田一志の第二章スタートです!!
やるからには絶対に結果を出してやろうと思ってますし自分でもどうなるのかワクワクします🔥

漫画やアニメでよくありますよね。
なんやかんやで第二章の方が面白いし主人公も強くなってるやつ。それです。笑

これからも頑張りますので皆さま応援よろしくお願いします😁







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