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ダーカーの名作7P2A

カットマン用のラケットは数多くあれど7枚合板のカット用はこれくらいだろう。

一般に合板枚数が多くなるほど弾みが大きく攻撃時に鋭いボールが打てる一方で、打球感がハードになり強打を受けることが難しくなる。

ゆえにカットマン用のラケットは3枚合板か5枚合板が一般的であった。

その常識を覆したのが古くからヒノキ材のラケットを作ってきたダーカーである。

ヒノキは弾みと打球感の柔らかさを両立する珍しい木材である。ヒノキを7枚合板にすることで現代カットマンに必要なラケットの弾みと打球感の柔らかさを両立させた。

わたしも以前使ってみたことがあるが、バランスの取れたいいラケットだと思った。ただ、グリップが通常のもの(10センチ)よりも少し長く、私の手が小さいためか少し握りづらいと感じた。

こういう「グリップ感」は馬鹿にできない。力の入り方も違うし、カットマンなら反転技術もスムーズにいくものだ。


現在では廃盤になり、ダーカーのカット用ラケットは柳素材のものだけになってしまったがもし気になった方は通常の7P2Aは現在も販売中なのでぜひ手に取って打ってみてほしい。

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