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日本全国駅アルバムVol.3@八栗新道

0.はじめに

こんにちは。最近自分の最も苦手なことが「自己紹介」であることに気付いてしまった者です。名前とか基本情報ぐらい話してるうちに分かってくるんだからいきなり話させてよ、とか思っちゃいます。自己紹介したくてしてる人とかいるんですかね。では本編へ。

※注意事項
・書いてあることは9割5分筆者の妄想と願望と虚言です
・行ってから時間が経っていて執筆時の状況と違う場合があります

1.基本情報

駅名:八栗新道
読み:やくりしんみち
所在:香川県高松市牟礼町大町字鐙田1389番地3
開業:1955年2月25日
所属路線:高松琴平電気鉄道志度線
停車種別:普通
隣駅:大町(瓦町方面)、塩屋(琴電志度方面)

2.なぜこの駅?

今回は香川県の高松琴平電気鉄道、通称「ことでん」の志度線にある八栗新道駅です。別に前から行きたかった駅というわけでもなかったのですが、乗り換えの時間的に志度線の駅どこかに行けるのでせっかくならこの香ばしそう(?)な駅で降りてみたというわけです。何が香ばしいかというと、その場所です。

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なんと、目の前に「讃岐牟礼」という全く違う名前の別の駅があるのです。上野⇔京成上野のように似た名前の駅が近くにある例は多いですが、全く違う名前でここまで近いのは珍しいです。これは実際に見に行くしかないな!となりました。

3.駅名の由来

「八栗新道」という名前は付近を通る県道145号八栗原線を指します(多分)。「八栗」という名前は、五剣山の山頂から八つの国の境が見えたことから「八國寺」と呼ばれていた寺に弘法大師(空海)が栗八粒を植え、それが立派な栗の木に成長したことから名前が付けられた「八栗寺」から来ています。
地名としては牟礼町大町という場所にあり、「牟礼」は先ほど紹介した讃岐牟礼に、「大町」は志度線の隣駅に使われています。
ちなみに「讃岐牟礼」は牟礼駅が長野県にあるため、この名前になっています。有名なところだと武蔵小杉や越後湯沢などと同じ構成です。

4.路線について

路線はことでんの志度線です。ことでんの他路線と接続する瓦町駅から、さぬき市のJR志度駅に接続する琴電志度駅までの路線です。大体JR高徳線と並走しており、志度の他にも屋島や古高松、八栗など同じ地名を使った駅があります。尚のこと八栗新道と讃岐牟礼が際立つわけですが。

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志度線は全車両が名古屋市営地下鉄出身という異色の路線です。乗車しながら「これが名古屋の地下を走ってたのか~」みたいな感じで当時に思いを馳せるのが中古車の乗り方(?)です。

5.駅の様子

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讃岐牟礼駅側から見た八栗新道駅のホームです。ホームは一つだけで駅舎はなく、でかいバス停みたいな感じです。

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ことでんのキャラクター「ことちゃん」のイラストが描かれたかわいいゴミ箱です。ちなみにことちゃんはTwitterのフォロワーが6万8千人いて公式マークもついており、奥さん(ことみちゃん)と子供(ことのちゃん)がいます。ことちゃんの要望もむなしくコーヒー缶とペットボトルが横に放置されていました。

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瓦町行きの電車です。全列車が2両編成なのでホームは短いです。志度線の車両はアイボリーと赤のツートンカラーに塗られています。

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ホームにある接近標示です。電車が近づくと駅名の部分が光ります。

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駅名標です。ことでんの駅名標は隣駅の矢印の間に点線が引かれているのが特徴的です。おしゃれですね。

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ホームから見た隣のJR讃岐牟礼駅です。学生がたくさん乗っていました。この近さですが、乗り換えている人はいなかったと思います。まあここで乗り換えるぐらいなら高松から乗った方が楽ですよね。

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讃岐牟礼のホームです。ホームがかなり狭く、カーブの途中に無理矢理作った感があります。こっちの方がよほどバス停かもしれません。黄色い線の内側の方が外側より狭いです。

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もっと後ろに下がって撮りたかったのですが、鉄道営業法第37条に違反するので諦めました。JR四国の駅名標は国鉄時代からの伝統で所在地の自治体名が書かれています。旧国名の字だけ小さくなっているのも特徴的です。

6.終わりに

いかがだったでしょうか。旅行に行くと風光明媚な場所を巡ることが多いですが、何の変哲もない市街地に行って現地の人たちの生活の一ページに触れるのもなかなかオススメです。ただ、高校生の間に青春を謳歌できなかった人は現地高校生たちの輝きにダメージを追う可能性が高いので気を付けましょう。

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