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フワトロたこ焼きの甲賀流!若者の街にたこ焼き屋さんがある大阪の風景

くいだおれの街である大阪を代表する料理といえば、なんといってもお好み焼きなどの粉モングルメ。なかでも街歩きで手軽に食べられるという点の魅力もあって、大阪食文化のアイコンとなっているのが、たこ焼き。

多くの大阪人は自分の好きなたこ焼き屋さん、つまり推しのたこ焼き屋さんを一つくらいは持っていて、一つの派閥となっているのが今回紹介する甲賀流。独特のトロトロ食感のたこ焼きとなっています。


トロトロ食感の甲賀流

たこ焼きといえば外カリッの中トロッが定番となっていますが、極限までトロッとしているのが今回紹介する甲賀流。

生地に山芋を使って小麦粉の量を少なくしたフワフワのフルフルの甲賀流のたこ焼きは買いたて熱々の状態で食べると中はトロトロとした食感。空気をたっぷり含んだむたこ焼きは長時間おいてしまうとしぼんでしまう時間勝負。なるべく早く食べましょう。

アレンジ展開もある甲賀流

フワトロ食感が独特な甲賀流のたこ焼きですが味付けは定番のソース味。だけかと思うと味付けの方にも、じつは色々と種類があります。

まずアレンジの中でも定番となっているのが「革命のねぎポン」。たこ焼きが見えないくらい青ネギが上に乗っていてポン酢と七味をかけて食べる食べ方となっています。

たこ焼きの上の青ネギは量と香り、シャキシャキ食感は見た目以上で、サッパリとした印象に早変わり。

ソース味のたこ焼き、青ネギたっぷりのたこ焼きなどの味のある甲賀流のたこ焼き。さらに意外性のある味がブラックペッパーソルト&マヨネーズ。写真からも分かるように粗挽きの黒こしょうがたっぷりと掛かった一皿。そして食べる際にはレモンを絞って食べます。

ピリッとした胡椒が香り、レモン果汁をかけて食べるたこ焼きはは、これまでのイメージとまったく違う印象となるアレンジとなっています。

ちなみに今では当たり前のように、たこ焼きに掛かっているマヨネーズですが、じつはたこ焼きの味付けにマヨネーズを使い始めたのは甲賀流といわれています。

確かに思い返してみると昔はたこ焼きにマヨネーズって掛かっていませんでした。今思うとマヨネーズなしのたこ焼きは少し物足りない感じすらします。

甲賀流は若者の街アメリカ村でおよそ50年

今回紹介した甲賀流は大阪府内や奈良、滋賀、三重、愛知に数店舗の支店がありますが、やはり印象に強いのがアメリカ村。大阪以外の人はアメリカ村と言われてもパッとイメージできないかも知れませんが、通称アメ村と呼ばれ若者文化の発信地と言われているエリアです。

甲賀流は1974年にアメ村に創業。東京で言えば渋谷や下北沢あたりに近い雰囲気の街、アメ村の中心地である三角公園の真ん前では50年近く営業する老舗たこ焼き屋さんです。

休日に服を買いに来た若者が甲賀流のたこ焼きを買って三角公園でたこ焼きを食べるというのも定番コースとなってるあたりに大阪らしさを感じられます。

ちなみに、あまり知られていませんが甲賀流の店舗2階は実はイートインできるスペースとなっているので、ゆっくり食べることも可能となっています。

ぜひ大阪でなんばや心斎橋を訪れた際には、アメ村まで行って甲賀流のたこ焼きを食べてみてください。そうすることで見えてくる大阪文化があるかも知れません。

大阪アメリカ村 甲賀流 本店 店舗情報

大阪アメリカ村 甲賀流 本店 店舗情報
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-18-4 甲賀流ビル 1F
TEL:06-6211-0519
営業時間:10:30 ~ 20:30(月・火・水・木・金・日)/10:30 ~ 21:30(土・祝前日)
定休日:無休
アクセス:地下鉄四つ橋線「四ツ橋」駅(5番出口)から 徒歩2分

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