子どももおじいちゃんも参加できて、カスタマイズできる楽しさ
布おもちゃは、お子さんが大きくなるにつれてだんだん役割を終えていくんだけど、恐竜のおもちゃだけは小学生になっても男女問わず喜んでくれるらしい。
これが原型。
ティラノザウルスが高さ12cm横16cmの大きさ。
縮小拡大を加えていろんなサイズの恐竜を作ると楽しいですよねってことで、まずブラキオサウルスのビックサイズを生徒さんがおうちにある布で作られた。
これがなかなか可愛くって、インテリアにしてもいいですよねーって教室でも盛り上がった。
そしてこのBIGアロサウルスが出来上がるにはちょっとした物語がある。
恐竜が大好きな小学一年生のお孫さんのリクエストではじまったアロビッグプロジェクト。
普通、デザイン型のアプリがあるわけでもないので、縮小拡大はなかなかたいへんらしい。
お店のコピー機に旦那さんが何度も縮小を変えながら「これでどうや?」と生徒さんである奥さんに聞く。200%にすると用紙をつなぎ合わせてもうまくいかなかったようで、何度もコピーを繰り返して、190%に落ち着いた。
でもそのままだとなんかバランスが悪いなあとご夫婦で話した時、旦那さんがふと呟く。
「目がでかいんちゃう?それは出来上がってフリーで修正したらいいやん」
おうちにあった恐竜の柄の布でチクチク。
お孫さんはそれを横で「ばあばの仕事は縫い物だね」と嬉しそうに見てる。
出来上がったBIGアロは、もちろんお孫さんのお気に入り。
だけどまたまたリクエストが届く。
「アロの女の子も欲しいなあ。ハートの模様がいいんじゃない?」
自分が提案したおもちゃが出来上がって、そしてずっと自分のそばにいてくれる。おじいちゃんも参加して作ってくれたおもちゃ。
私はこの思い出がこの子にとってどんな力になるんだろうと思うと、ちょっと泣けてくるのだ。
だから、私は手作りおもちゃを作りませんか?ってお誘い続ける。
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