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ストレス解消法を探し求めない

『先生、いろいろ試しているんですが、なかなかストレス解消きません』
来院される患者さんから、こんな相談をよく受けます。
しっかりと統計を取ってはいませんが、85%くらいの方からは相談を受ける感覚です。

今日は、そんな質問を頂いた私が、必ず伝えていること。
そして実践された方の多くが効果を実感している。
そんな内容についてお話します。

最後まで、ご覧いただけるとうれしいです。
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このnoteは、ラジオ番組『大人の健康学院』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
あなたのお好きなスタイルで、お楽しみください。

ラジオ配信は、こちら▼
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メンタルケアは、二段構えで考える

メンタルケアは、二段構えで考える

心の健康は、体の健康と同じぐらい重要なテーマです。
心の疲れ、その先にある『うつ』などのメンタル疾患を防ぐにはどんなケアが必要でしょうか?

何より効果的なのは、体の疲労対策と同じく眠ることです。
なぜならレム睡眠は、日中に経験した出来事の記憶を整理してくれるからです。

本当に疲れた時は、とにかく睡眠をとること。
そしてある程度睡眠が足りていて、それでも少し気持ちが沈んでいるのなら。

いわゆる『気晴らし』の行動をすべきでしょう。
このようにメンタルケアは、1階部分に睡眠、2階部分にストレス解消の2段構えで考えるのが基本です。

人マネのストレス解消は危険

人マネのストレス解消は危険

ところが困ったことに、人はしばしば、このストレス解消法を考えすぎて、かえってストレスを増幅させることがあります。

・何をしていいのかわからない
・気晴らしになる趣味を持っていない


と考えて、途方にくれる人が多いのです。
さらに話をややこしくするのは、ストレス解消ならこれが一番といったネットなどの情報です。

いわゆるストレス解消法は、千差万別。
カラオケや飲み会で発散という『活動系』もあれば、マッサージや 読書などの『リラックス系』もあります。

その人の性格や状況によって、取るべき手段は違ってきます。
そこを考えずに周囲の意見を鵜呑みにするのは危険です。

『ゴルフはストレス解消にぴったり』と言われて実践したら、ゴルフ好きのパワハラ上司のことを思い出して、さらに気が滅入った。
などということになっては、元も子もありません。

〇〇するより、〇〇しない、で考える

〇〇するより、〇〇しない、で考える

ではどうすれば良いか?
その答えは『ストレス解消法を探し求めない』ことです。
ストレスを解消するために何かしなくては、という思うのが新たなストレスになるという『負のループ』から抜け出しましょう。

生きていく以上、ストレスは絶対にゼロにはなりません。
ですから『なくそう』ではなく『何とか折り合いをつけていこう』と思うのが正解です。

もちろん、ストレスレベルを折り合える程度に抑えることは大切です。
そんな時は、『何かをする』のではなく『しない方向』で考えましょう。つまり、
何もせず、何も考えず、ぼーっとすることです。
目を閉じても閉じなくてもOK。
横になるのも、座るのも自由です。

『睡眠が基本』と私が言ったからと言って、眠らなくては、と思う必要もなし。
神経が高ぶっていると、眠れないこともありますから、その時も ぼーっとしていればいいのです。

1つだけおすすめするとしたら、ボーとする時に一定のリズムがあるとさらにリラックスしやすくなります。
電車の振動などは非常に効果的。

座れた時は、ぜひあの揺れに身をゆだねて、頭と心のスイッチをオフにしましょう。

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