【休職奮闘記】アラフォーから両親へのお願い
病休ベイベー。
毎日、特にやることもありません。
ただ
勤務地にいると、気持ちが休まった気持ちにならない。
そういうわけで、しばらく実家に帰りました。
が
いろいろあって、もう勤務地(自分の部屋)に、戻りました(笑)
滞在時間はたったの「半日」です。
みなさんは
家族にわがままを言えますか??言ったことがありますか??
今日は、そんな話。
「そんなんやからダメになる」
「治す気あるんか」
我が家の両親は、なかなか手厳しい(笑)
病休で帰ってきた僕が何かを発言する度に、矢のように手厳しい言葉がとんでくるのだ。
たぶん、これも親を思う子どもの気持ちなんだろう。
特に、自分のようにアラフォーに差し掛かってぶっ倒れていると
「あんなに育てたのに、情けないやつ!!」
と、思ってしまうに違いない。
しかし、今の自分に大満足している病休者なんて、誰もいないだろう。
昨晩は自分の調子もあまり良くなく
「そういうこと言われんくても十分わかっとるから!!!!」
と、我慢できず両親にきつくあたってしまった。
せっかく帰ったのに、いや、むしろ自分が帰ったからこそ、家族の雰囲気は最悪になってしまった。
その後も、ぎこちない感じで時間が進んだ。
あまりにも耐えがたかったので、無理やりお酒を飲んで、寝た。いや
「ここにいるのは、今は無理だ…」
と寝直して、ふて寝した。
しかし、我が家のいいところ。
昔から嫌なことがあっても
朝の
「おはよう」
で、すべてがリセットされる。
今朝は「休み」については一切触れず、自分の仕事への思い、考えてきたこと、思いつく現場の改革方法なんかを一気に話した。
そして母親は共感し、よく褒めてくれたし、父親はいつも通り、一切聞いていない感じで過ごしていた(たぶん、本当に聞いていないw)
そのとき、なんか、ふと
「好きなことをして生きる」
の意味が降りてきた。
※※※
自分は「双子の弟」であり、三兄弟の真ん中です。
アドラー心理学の世界では「中間子」なんて言い方をし、忍耐強さの反面、自己肯定感が低い、と言われています。
どちらかと言えば「しっかり者で主張が強めタイプの兄」と「おっとりしてわがままタイプの弟」の間にいます。(ちなみに、どっちもめちゃくちゃ優しくいい人です。笑)
そのため、割とアドラー心理学の言う通りな感じで育ってきており、勝手に空気を読んだり、あえて主張しなかったり、仲をとりもつ役割として育ちました。
子どものころは無理しているような感覚もなく、自然発生的に、生存戦略的にそうなっていただけでした。
でも、20代くらいから、家族の中で自分が
「言いたいのに言えない・・・」
という感情を持っていることに気が付きました。
だから、あんまり自分から親に相談したり、頼みごとをすることは少なかったし、いつも勝手に悩んで、突然大きなことを決断してしまうので、みんなが大混乱する感じでした(みんなごめん笑)
とにかく「聞いて~!」とか言うのが、昔から苦手でした。
今でも、我慢の仕方ならわかるんですが、主張の仕方がようわからんのです。
※※※
ふと母親と話をしていると、居間にある家族写真に目が行った。
昔から、実家の居間には、家族の写真がたくさん飾ってあります。
しかし
実は10年前ほどから気づいていたのですが、そこには僕の単体写真がありません(笑)(ちなみに、兄や弟はある)
それは、家族から差別を受けているとかって話ではありません!!
(本当に、親は大好きやし、大切にされてきたと思うし、いつも感謝でいっぱい!!)
ただ、僕が自分の写真をほとんど提供してこなかったし、「飾って」と願い出たこともないし、そういう発言はできなかった?から(兄や弟は「僕の写真ない」と、言えるタイプ。うらやまし)。
さらに、兄や弟は結婚したこともあり、それぞれの家族写真がガンガン足されていったことも影響しています。
そんな中、今更アラフォー独身男の写真を飾ろうなど、家族が思わなくても
普通でしょう(笑)
今回
改めて写真を眺めていると
初めて
「なんか寂しいな」
って思った。
そして、病気になった今だからこそ
「ちょっと、わがまま言ってみようかな…」
と思った。
自分でも謎(笑)
何度も「今更恥ずかしい」とも思ったけど…(笑)
なんか「好きに生きる」って考えようとすると、ほんと不純なことばかりが頭に浮かんで、不道徳なわがままばかり企んでしまうのですが、やっぱりそうじゃないな~って。
本当の意味での「好きに生きる」っていうのは、もっと「健全な、かわいい、それこそ素朴な、自分にとっても、他者にとってもハッピーなものを大事にする」ことかなって考えたら、別に言っても良くね?って思えたのです。
ま、アラフォーにして初めてだし、逆にいっか!!って割り切って
「かあちゃん、今さらで恥ずかしいけど、俺の写真飾ってくれん??」
へい。
言えました。
くそ、恥ずかしかったけど。
言えました!!!!!!!
そして母ちゃん
「けすうよが結婚したらと思っていたけど(笑)、単体の写真なかったの全然気が付かなかったわ。ごめんね!」
(笑)
なんか、フッと心が軽くなりました。
いつも兄のパートナーが言います
「母親が生きているうちに甘えた方が良い」
と。
ほんと、そうやな。
そんなこんなで、すっきりして勤務地に帰ってきたわけです。
ま、やっぱり過ごしにくいけど!!
なので、今後についてはまた検討します。
でもとりあえず、次実家に帰るのは、とっても楽しみです!!(笑)
生きる楽しみが、ひとつできました。
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