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ワクチンスケジュールをAIが予測 -Vテックが密かに盛り上がっている-

ワクチンスケジュール予測AI

 アメリカ製薬大手のファイザーが昨日、正式に承認されたと発表がありましたが、気になるのは自分はいつ頃になればワクチン接種ができるのか?ということだと思います。

 ㈱JX通信社の運営するニュース速報アプリであるNewsDigestの中で、ワクチン接種スケジュールをAIが予測してくれるサービスが開始されていました。

 ちなみに私は今年の8月以降で接種可能なのではないか、という予測でした。

 他の自治体と比較してみましたが、過去に破綻した某市でも接種予測時期は9月以降ということでした。1カ月程度ではありますが、世の中には1日でも早く打ちたい、という人もいると思うので、自治体間でも接種時期の開きはまた大きく報道されそうです。

 私は「第4群」ということですが、既に報道されている通り以下のような接種順位となっています。

①医療従事者(医師、看護師、薬剤師、救急隊員、海保、自衛隊など) → 400万人
②高齢者(65歳以上) → 3600万人
③基礎疾患患者、高齢者施設職員等 → 950万人
④それ以外 ←私の第4群

※厚労省HPよりhttps://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000739376.pdf

自治体間格差 

 30代の健康体な私は一番後回しになることはもちろん当然なのですが、先週から話題となっていた練馬区モデル

 上述した通り、自治体によってワクチン接種の時期が大きく変わってくるということで、全国の自治体から練馬区に問い合わせが殺到しているようです。

 この各自治体での会場、医師、看護師、手順確立などのオペレーション力や、リソースによって、大きく接種時期が異なってきます。これは、以前noteでも記事にさせてもらった通りで、給付金の受け取りスピードでも自治体間でかなりの時間差があったかと思います。

 今回も自治体間での対応格差が思っている以上に出てしまうのではないかと思っています。

Vテックが密かに盛り上がりを見せているが・・

 そんな中、Vテック(Vaccine-tech)が密かに盛り上がりつつあると感じています。IT企業勤務の人間からすると、商売が増えるかもしれないのでうれしい反面、また同じ過ちを繰り返すのか!と憤りも感じているところです。

 例えば今日の日経新聞でも、SAPジャパン社が自治体向けワクチン接種予約システムを販売開始すると報道がありましたが、先行してLINEでも同様のサービスを発表しており、既に100以上の自治体への導入が決まっているとのことです。

 もちろん、全く同じような業務をカバーできる仕組みではないかもしれませんが、ダブっている領域はかなり大木のではないかと思います。

 また過去noteでも書いた通り、全ての自治体が同じオペレーションではないため、適合するシステムも異なってきます。それは事実としてありますが、今回のワクチン接種支援に関するオペレーションは国主導で作り上げられたのではないかとも思っています。

 なぜなら、今までに無いオペであり、これまで属人的あるいは属組織的に積み上げられてきたものが無かったからです。ゼロからだからです。この点については非常に残念でしかたがありません。

 ちなみに、Vテックという言葉はググっても出てきません。HONDAのエンジンについての記事が出てきます。コロナテックはまた別の使い方ですし、ウィルステック(Vテック)もなんかしっくりきません。巷で使われている言葉ありますか?

ワクチンパスポート

 ワクチンパスポートです。マイクロソフト、オラクル、セールスフォースなどのテック企業の有志連合(Vaccination Credential Initiative)が、Vテックを世界各国に売り込もうという動きです。

 EUやエストニアも独自にこのワクチンパスポートの開発に動き出しているものの、お互いにどれだけのパイを獲得することができるのかが注目です。

 日本のワクチンパスポートへの取り組みはというと、マイナンバーカード等を活用するような仕組みを検討しているようですが、世界各国はデジタル(スマホ利用)なのに対して、日本は証明書という紙の発行になるかもしれないとのことです。

 さらにワクチンパスポートは国内での利用想定は無く、海外渡航時に紙での対応となりかも知れません。平井大臣!何とかなりませんかね?


 様々な課題がありますが、1日も早い収束に向けたワクチン接種となるように期待しております。

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