ラクに吹きたい! アレクサンダーテクニック練習編

今まで私が散々練習してきて身につけた
「ふー」の吹き方に戻ってしまうことをやめる練習の実況-解説みたいなものです。アレクサンダーテクニークのレッスンってなにやってるんだろう?そんな疑問にお答えできればと思います。
すごく地味だけどほんとに強力に変わることができるテクニックです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

まずは観察から。
自分は何をしているんだろう?です。
難しく考えなくてもいいです。
手を動かしたとか、前にかがんだとか。ざっくりから始めましょう。
大丈夫。観察もどんどん精度があがってきます。
では、やっていきましょう。



・いつ「ふー」に戻してしまうのか?
・何をしたときに「ふー」に戻しているのか?

これらを中心に観察していきます。


わかったのは
・タンギングが続くとき
・スタッカートのとき
・息がなくなってきたとき
この時に「ふー」に戻していました。


舌を動かす時に戻しがちなのかもしれません。
その上でもう一度観察すると、
跳躍で高音に上がる時にも「ふー」に戻していました。
舌の位置と関係がありそうですが、
なんで?は追求しません。
(なんでこんなことしちゃうんだろうと考えたところで正解かどうか確かめることはできないです。考えるの楽しいですけどね。ぐっとガマン。)
観察結果をもとにまた観察します。
舌を動かそうとする時、次タンギングしよう、跳躍しようと思っただけで
吹き方を変えていました。


ここから「やめていく練習」です。
音を伸ばしている時にタンギングのことを「思う」だけの練習をします。
タンギングをしようと思いながらロングトーンします。
ロングトーンしているだけの時と何か変えて吹いていることはないか。
舌を動かしたくて、うずうずして舌がぴくぴくしてるとか、
音に変化はあるか、などなど観察します。すると、
なんだか、すこーし音に変化があるとともに
舌の位置を変えていました。
タンギングのことを思うと舌を動かしたくなってしまう。

「タンギングすることは決めている、でも今はロングトーンをする」

このことを今一度決めなおして、ロングトーンをする。
衝動や習慣のもと何も考えずやるのではなく、自分で決めて行動するということが大事です。
新しくなにかを「する」ではなく、今までやっていたことをやらない、
これが大事なんです。
こいうことを少しずつ少しずつ続けていきます。



今までやっていたことをやめることができた先に
新しいことができる余地が生まれます。
今までやってきたことをやめることなく、代わりに
新しいことには置き換えることはできません。

まずは今やっていることをやめて、
何もしないことができ、そこに生まれた余地に
次にやろうとすることの選択ができるようになります。


・どうやって観察すればいいかわからない
・そもそも観察ってなに?
・なんでロングトーンからやるの?
・何かやっているのはわかるけど実際なにやってるんだろう?
・じゃあどうすればいいのさ
・余地?選択?なんだそれ?
・なにもしないができない

などなど、わからない!できない!があると思います。
ぜひレッスンで一緒に探求していきましょう!
おもしろいですよ!

ほりうちけーアレクサンダーテクニーク

疑問質問お答えします。
まずはご連絡ください。

よろしければお願いします。たいへん喜びます。