3年目のルーティン改革
完璧主義のルーティン
フリーランスになって、約3年。
朝はランニングから始まり、家で仕事をして、ランチ後はカフェで仕事。
この生活をずっと続けてきたから、いつもと違うスケジュールになるとソワソワしちゃう。
友人には「本当えらいよね」「ちゃんとしてる」って褒められるけど、ただめんどくさい完璧主義人間なだけ。
むしろ、休日はちょっと遅くまで寝たり、たまには運動をサボったり。そんなゆるゆるとした気持ちで生活できるほうが、メンタル的には健康な気がする。
それに、実際わたしはこの「ルーティン」に苦しめられている。
もっとゆるく生きたい!と思っているのに、メトロノームが勝手にスタートして、気づいたら針と足並みが揃っているのだ。
1分単位でスケジュールを組むような、超超完璧主義人間さんからしたら、わたしはまだまだかもしれない。
それはそれで素晴らしいし、尊敬さえするけれど。でもわたしはゆるく生きたいのだ。
きっかけは風邪
昨晩、わたしは熱を出した。昔から喉が弱いから、乾燥の季節は生きた心地がしない。
案の定、朝起きたら喉はイガイガで、気分はどんより。悪化したら嫌だなと思いつつ、メトロノームの針に葛藤。
結局イガイガに勝るものはなく、大人しくストレッチを始めた。これまでもそうしてきたんだ、大丈夫。
そう思い込もうとしたけれど、自己嫌悪スイッチがオン。
でも今から行っても間に合わないし、全力で楽しめない。仕事終わりに行く?いやでも、ランニングは朝じゃないとしっくりこない。それに、夜は夜で夕飯の支度があるし、この間成城石井で買ったチョコレートを食べながら、ハーブティーを飲みたい。
そもそも、喉痛いときってランニングして平気なの?まあでも医者なら安静にしてなさいって言うよね。でも待てよ。今日って春並みの気温じゃなかった?うわ、めちゃくちゃ天気いいじゃん。
走るとしたら、昼か。
でも昼に走るなら、朝にカフェ行ってガッツリ仕事終わらせたほうが後が楽だよな…。
うん、もういいや、こうしている時間がもったいない。どうせもう朝は無理なんだし、昼に行くぞ。絶対に。
こうして、2月中旬で19度という、異例の気温に触発されて、ルーティン改革が起きたのだ。
ルーティン改革
単刀直入に言うと、悪くなかった。
朝のカフェは晴れやかで、店内に漂うコーヒーの香りが、今日が良い1日であることを保証しているようだった。
思ったよりも混んでいたけれど、お気に入りの席に座れたし、問題ナシ。店員さんもいつもと違う顔ぶれでなんだか新鮮。
いつもの午前中は、洗濯物干しながら仕事して、食器洗いながら仕事。集中する気もないルーティンだったから、改善できてちょうどよかった。
太陽が頭の上にくる頃には、身体もハツラツとしていて、いつもより足が軽い。朝のパリッとした空気も好きだけれど、昼のほくほくした光が、グッと身体を伸ばしてくれた。
思ったよりもテンポ感のいいルーティンに、拍子抜けしている。
まあ強いて言うなら、朝よりも人通りが多いから、ちょっとトラップ。シャワーの時間が中途半端だから、浴びるか耐えるか迷うかな。結局浴びちゃうんだけれど。
何はともあれ、順番は違えど、タスクは全てこなした。それに、いつもとは違う日常にニヤニヤした。
普通の人からしたら、それだけ?って思うことなんだろうけれど、わたしにとっては革命だ。
完璧主義のカタブツが、まさか風邪でこんなことになるなんて。今日は「脱カタブツ記念日」にしようか。
あーおめでとうわたし。これでもう大丈夫。どんなことがあっても、安心してまたタスクをこなせるよ。どんなルーティンになっても大丈夫なのだから。
ん?これは「脱」なのか?
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