凶を引いたら
私たちはつい「事実」と「思い込み」をごちゃ混ぜにして自分で自分に呪いをかけてしまいます。
ごちゃ混ぜになった時に、怒りの感情が顔を出してそれにハマると抜け出せなくなってしまう場合が多くあります。
たとえばおみくじ。「凶」を引いてしまうと、それだけで気が滅入る。大きな仕事を任されている時や受験を控えている場合なら、なおさら。半信半疑とはいえ、「ひょっとしたらうまくいかないかもしれない」と悪い予感がよぎるかもしれない。
仕事であれ人間関係であれ、占いやおみくじで「凶」が出たという「事実」と、「仕事がうまくいかないかもしれない」「自分の心が不調になるかもしれない」という自身の「認知」は別物だということです。
つまり、起こった事実は自分ではどうしようもできないが、それをどう捉えるかは「自分次第であるもの」ということ。認知行動療法やアンガーマネジメントの考え方は、怒りを感じた事実と、それに対する自分の思い込みを分けるトレーニングでもあります。
凶だって「油断するな」という、シグナルとして捉えれば、
回避することに繋がりますからね。
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