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ドコモ スマートライフカンパニーとパーパス経営

暑い日々が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私はといえば会社勤めして20年超、たぶんこれまでで最もアツい、激動激変の数ヶ月を過ごしております。よく社外の方から状況聞かれるので現時点のスナップショットをまとめておくのが本記事の主旨です。

NTTドコモは2022年7月1日で営業30周年。
皆さま改めてご支援ご愛顧本当にありがとうございます。
30周年だからというわけではないんですがこの7月に大きな組織再編が集中しまして、まさに社内はカンブリア爆発の様相です。

社内カンパニー制とパーパス

私が長らく関わってきたスマートライフ事業領域においては、さらに柔軟でスピーディな経営を実現するためカンパニー制が導入されました。
結果、2つの本部と関連部門で手がけていたお仕事が、1カンパニー配下14室部に再編されています。


そのカンパニー制の導入にあたり、様々な事業会社・領域から集まる社員が一丸となって”次のスマートライフ事業の10年"を作るため、スマートライフカンパニーのパーパス・バリューを策定することとなりました。
代表検討メンバーは社内公募で集められ、かなりイケてる!?有志約20名が集合。3ヶ月強に及ぶ日夜の激論を通じて出来上がったものが本記事トップに掲げた"Purpose & 3 Values"です。

カンパニーやパーパスに関してメディア取材・露出も増えております。
ぜひご一読ください。

ということでここまでは公開事実のおさらいでした。
ここからはカンパニー立ち上げやパーパス検討参加に際して私が考えた、イチ社員としての振り返りです。

カンパニーは何のために存在するのか

パーパスはまさに「存在理由」「存在意義」を規定する言葉。組織にとってのコギトエルゴスム"我思う故に我あり"です。定款に並んで私たちの憲法となり、ミッションや戦略、事業計画といった概念の最上位に位置するものになります。制約と誓約が念を強くする。

であるがゆえに、言語化するのはとても大変な作業でした。
入れたい表現や概念は山ほどある。でも具体になればなるほど”関係ない"人が出てしまう。
スマートライフ事業に関わる販売・マーケ・開発・サポート・総務人事や法務財務に至るまで、全ての関係者が自分ごととして消化できる表現にしたかった。結果、検討チームの総意を反映して、5Gやdポイント、顧客基盤といったフックになる具体表現は全て取り除かれ、非常にシンプルに方向性を示す言葉でまとまりました。

「つなぐ。育む。明日のあたりまえになるまで。」
私たちスマートライフカンパニーはこのために存在するということです。

パーパス・バリューで何が変わるのか

検討には様々なバックグラウンドを持つメンバーが関わりました。お客さまの支持を得てスマートライフ事業の屋台骨を支えるサービスを運営している人もいれば、まだ見ぬ将来に向けた困難なチャレンジのなかで苦しい思いをしている人もいる。私はどちらかといえば後者に近いキャリアが長かったですね。
なかなか芽が出ないビジネスやプロジェクトに関わり続けると心が荒むんですよね。ビジョンとか、パーパスとか、そういうキラキラしたものが眩しくて、理想の姿にならない自分のプロジェクトを振り返りまた落ち込む。
今たまたまそんな状況に陥っている皆さんにも響く言葉を作りたかったんです。上がこう言っているとか、予算がないとか、時間がないとか、様々な制約のなかで「しょうがない」と言いかけている仲間が、もう一度カスタマーファーストで仕事をするための判断軸・柱になるものが欲しかった。
私はこういうモチベーションで検討参加していました。

「苦しんできた悪弊を改善して過去の自分を救うことが、未来の自分や仲間を救うことにつながる」という考え方は自分の中に信念としてあって、以前のインタビューでも引用していただきました、参考まで↓

ということで結論、パーパス・バリューズで何が変わるのか。
ドコモのスマートライフビジネスの判断軸が変わります。変えていきます。

ぜひ社外の皆様からも
「提供価値追求できてますか?」「仕掛け遅くないですか?」
「それ明日のあたりまえになりますか?」
と、イジっていただければ本望です。

パーパス・バリューズについてはまだ社内でもお披露目したばかり、これから普及浸透フェーズを全力で進めていく段階にあります。また数ヶ月経って、スマートライフカンパニーがどのように立ち上がっていくか、定期的にレポートさせていただければ幸いです。

p.s.
キャリア採用サイトを共有して締めるのが通例ですが、新しい特集が公開されたので本日はそちらをご紹介します。
キャリア採用で入社した皆さんへのアンケート集。マジで「ドコモの改善した方がいいと思うところは?」なんて質問まで赤裸々に載せちゃってます。ぜひご覧くださいませ。


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