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はじめての部下につまづくポイントと乗り越え方〜上司はなにを考えているか〜

ksk_bizの記事を開いてくれてありがとうございます!

今回は、僕がはじめて部下ができたときに実際につまづいたポイントとその乗り越え方についてお話しします。

僕だけでなく、僕の部下や周りの人も同じようにつまづいているのを見ているので、新年度になってはじめて部下をもつ人に向けて「そんなパターンもあるのか」くらいのお役に立てれば幸いです。

また、今は部下である人たちも「上司ってこんなところにつまづくのか…」と知ってもらえたり、今後自分が部下をもつときのお守りとして頭の片隅にでも入れておいてください。

ちなみに、仕事術のようなhow toではなくいわゆるマインドセット的な話なのですが意外とあなどれないのでよければ最後まで読んでいってください!

「自分の仕事を手放すことができない」というつまづき

さっそく結論から言いますと、はじめて部下を持った人がつまずくポイントは「自分の仕事を手放すことができない」ということです。
これのどこがつまづきなのか説明していきます。

1、単純に業務が回らずにパンクしていく
本来部下に振っていく仕事を自分で抱えながら、新しい仕事までこなさなければいけないので当然パンクしていきます。
結果として、チーム全体の業務の進みが悪くなっていきます。
※自分の体力、精神力もすり減っていきます…

2、会社からの評価が下がる
部下ができたということは、本来会社からは部下のマネジメント業務を任されたということになるのに、いつまでもプレイヤーとしての業務しかしていないのでいくらそこで頑張っても会社からは評価してもらえません。
※「こんなに頑張っているのに」という気持ちになっていきます…

3、部下から不満が出てくる
自分の業務でパンクしているので部下へのフォロー(部下の仕事のチェックや改善事項)が後回しになり、部下からの不満が出てきます。
また、場合によっては部下が新しい仕事に取り組めずモチベーションが下がるなんてことも。
※僕の部下はみんな優しい子たちばかりだったので不満というよりは僕に対する心配と不安の方が大きかったのですが…

どうでしょうか?
このように見ていくと自分の仕事を手放さないってなかなかのつまづきだということがわかりますよね。

なぜ自分の仕事を手放すことができないのか?

ではなぜ自分の仕事を手放すことができないのか、その時の心理を挙げてきましょう。

1、自分がやってきたからこそ、その大変さがわかる
「この業務、面倒くさいんだよな」とか「部下の業務量から考えると今この業務を渡すとパンクしちゃうかもしれないな…」と勝手に考えて手放すことができなくなっていました。
※はじめての部下だからこそ無理させることなく大事にしすぎてしまうんですよね。

2、自分の仕事がなくなることへの不安
難しい業務だからこそ、その業務に誇りというか「自分がやっているんだ」という気持ちがでてきてしまうんです。
そして「その業務」=「自分の存在価値」と認識してしまいその業務がなくなったら自分の価値まで減っていってしまうのでは…という気持ちになってしまっていました。

3、自分が部下にどう思われるかが怖い
面倒な業務を部下に渡すときにありがちなんですが、「自分(上司)が楽をするために振られた」とか「なんで自分(部下)がこんなことしなくちゃいけないんだ」とか思われるのが怖いんですよね。
上司になったのだからどうしても「やらせる」タイミングって出てくるのですが、そういうときって本当憂鬱な気持ちになります。

どのようにして「つまづき」を乗り越えるか

では、それぞれどのように考え方を変えて乗り越えてきたかを説明します。

1、自分がやってきたからこそ、その大変さがわかる
→この大変な業務をできるようになったら部下はひとつレベルが上がる
部下は最初のうちは簡単な業務にしか携わりません。
簡単な業務で得られる経験値は少ないので、それしかやっていなければいつまでたっても部下のレベルは上がらず、もちろん部下の評価も上がらないんです。
部下のレベルや評価を上げられるチャンスが来た!と思うようにしました。

2、自分の仕事がなくなることへの不安
→作業ではなく成果が大事
今まで自分で業務をこなしていたときは、その業務(作業)を「している」こと自体に価値を置いていたことに気づきました。
しかし、上司としてチームを見ている場合「誰がやった」より「成果がでた(業務が終わった)」こと自体に価値があるんです。
誰がやっても業務が終わる体制をつくった!と思うようにしました。

3、自分が部下にどう思われるかが怖い
→部下にどう思われても部下を育てる
ここはもう覚悟の問題でした。上司になって一番強く思っていたのがこれです。せっかく縁があって自分の部下になったのだから自分が嫌われてもとことん育てて自由に仕事ができる子になってほしいと思うようにしました。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
まあ、部下が入り組織が代わったのだから、いま渡さなくともいつかはその業務は部下の元に渡ります。「渡すか渡さないか」の判断ができると思っていること自体が間違いなんですよね。

もちろん、上司として業務を渡していく以上その後のフォローはしっかりとして物理的に無理なことはさせないようにしなければならないと思います。
それでも立場が変わり、一番は「育てる」対象ができたと認識することが大事ですよね。

だれでも最初は初心者です。
それを忘れずにお互い気持ちよく仕事をしていきましょう。
以上です。

※noteのように長い文章を書くのにまだまだ全然慣れなくてどんどん雑になっていくのが申し訳なくも、最後まで読んでくださったことに心から感謝いたします…

また次回も読んでくれたら嬉しいです!
ありがとうございました!

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