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静岡市在住。広告会社に勤務するアラサープランナー。建築/カメラ/映画/ラジオあたりが割と好きです。 知識を定着させるためにnoteへ投稿してみます。

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    建築を写真と共に振り返る

  • 映画の類型学

    映画の感想まとめ。類型的に映画を俯瞰すると、さらに理解が深まる気がするから。

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「誠実」に働くということ①

なんかいまさら?な気もしているものの、最近「誠実性」をよく問われる。 英訳すると「Integrity(インテグリティ)」というらしい。 私が働く会社では、個々人の「Integrity」を考えるディスカッション会が催されたりもした。 ディスカッション会では、「平等」であること、「紳士的」でいること、など人によって様々な意見があがったものの、抽象的な内容で話はまったく盛り上がらなかった。 そんな個々人の思いが平行線に行き交う打ち合わせをしながら、ふとこんな疑問が湧きあがった。

    • #1『三番町の長屋』の路地性

      たぶん人生ではじめてオープンハウスに行った。家の中にいるんだけど、路地にさまよいこんだような感覚にもなる、不思議だけどでも心地よい空間だった。 建物全体に通底する路地性みたいなものがあるんじゃないかと思った。 ・設計:mA-style architects ・建物:三番町の長屋 ・用途:住宅 ・所在地:静岡 下の写真からわかる通りのリノベ物件。 手前は3階建で、奥側が2階建だったことが旧部分からもわかる。 何より建物正面の縦長開口部が印象的。 1階部分はガレージのよう

      • 『悪は存在しない』は、「すべてが伏線になる」映画だ

        て思った。 1シーン1シーンがとても丁寧に描かれていて、どこを切り取っても美しく、目が離せない。あっという間の100分間だった。 いまどきの、伏線をいかにうまく回収するかではない、どこを伏線と捉えるか?と逆に問われたよう読後感。 そんな、他のものとは一線を画したこの映画を、自分なりに言語化してみる。 伏線回収ゲームと化す映画やドラマまず、今日の一般的な映画やドラマの現状を自分なりに整理しておくと、今日の映像コンテンツは、いかに伏線をうまく回収するか、がなにより重要な要素

        • ショートコント『人間ドッグ』

          私はいままさに人間ドッグを受けている。 ドッグかドックかわからないけど、濁点は多い方がかっこいい気がするので、ドッグとした。 いつからかは特に覚えていないけど、個人情報保護の観点などからか、受診者には番号が与えられ、番号で呼ばれ続ける。まるで囚人みたいに。 昔はよくテレビとかで、イケメン芸能人と同姓同名の一般人が、病院とかで名前で呼ばれたときに、周りからすごい目で見られて恥ずかしかったみたいなエピソードをよく聞いた気がする。 ちなみに、私は83番を付けられた。 13番は

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          『世の中には大きく分けて二種類の酒飲みがいる。』映画「ドライブ•マイ•カー」

          世の中には大きく分けて二種類の酒飲みがいる。 ひとつは自分に何かをつけ加えるために酒を飲まなくてはならない人々であり、 もうひとつは自分から何かを取り去るために酒を飲まなくてはならない人々だ。 『女のいない男たち』p.47/村上春樹 映画「ドライブ•マイ・カー」を観た。約3時間。 最近めっきりスマホ中毒で、15分のYouTube動画も飛ばしながら見ているし、絶対途中で集中切れるなと思っていたが意外とあっさり見切れた。でも長かった。 --ここからは、ネタバレしそうなので読

          『世の中には大きく分けて二種類の酒飲みがいる。』映画「ドライブ•マイ•カー」