新商品や新サービスの事業を継続するには?~事業を終了させないために~
新商品や新サービスを企画し導入したあと
その事業が続いていかないという状況をよく聞きます。
この記事では新商品や新サービスの事業を
継続していくためのヒントをお伝えします。
|新商品や新サービスの事業、継続できてますか?
新商品や新サービスを企画して導入する際、
一つのモデルだけで計画を進めていませんか?
いずれ商品やサービスは必ず陳腐化します。
さらに競合が現れる場合もあります。
新商品、新サービスのモデルを一つ企画推進できたことで満足し
その一つに集中してそのまま導入まで進んでしまうと
導入がその事業の終了につながる恐れがあります。
事業を安定して継続するためには
最初からその次を見据えることが大切です。
そのためには必ず
ロードマップで考え、計画をたてる。
これが重要です。
|ロードマップを作ろう!
ソニーで商品企画をしていた当時
私も常にロードマップを作り
それを都度メンテナンスしていました。
そのおかげで企画をスムーズに
進めることができたと確信しています。
ロードマップで考えることで
以下のようなメリットがあります。
① 次の企画をあわてずに開始できる
② 改善・改良の計画がたつ
③ 関係部署が安心できる
詳しく見ていきましょう。
①次の企画をあわてずに開始できる
企画や商品・サービス導入ではやることが山のようにあるので
次の商品まで考える余裕が無いのはとてもよく分かります。
しかし商品・サービスを導入してから
次のモデルの企画を始めようとすると
すでに遅かったということは少なくありません。
特に新規事業として
初期商品・サービスを導入する場合にはありがちです。
新規事業の商品・サービスを企画する際は
初期モデルだけでなく、長期を見据えたロードマップを作成し
先のことも考えるようにしましょう。
②改善・改良の計画がたつ
導入した商品・サービスは
ユーザーの声や品質など改善・改良が必要になることがよくあります。
車のマイナーチェンジのようなイメージです。
あらかじめマイナーチェンジの計画をたてておくことで
そのタイミングに向けて改善・改良点を整理していくことができます。
特に必要が無ければ見送って構いません。
さらに、機能についても、
最初からすべてを織り込もうとしないことです。
市場の反応を見ながら
本当に必要なものをマイナーチェンジで追加していくことで
商品・サービス自体も洗練されていきます。
③関係者が安心できる
会社の規模が大きくなると
新商品の導入に際して多くの部署が関係してきます。
場合によっては外部のパートナーが絡むこともあります。
自分が新商品開発にはじめから携わっていない立場だったとしたら
突然、他部署から協力を依頼されても困りますよね。
ハードウェア商品の大きなモデルチェンジやマイナーチェンジ、
あるいはソフトウェアやサービスのバージョンアップを行うとき
それらのロードマップを関係部署と共有しておくことで
関係部署は安心して予定をたてたり準備をすることができます。
また、ロードマップを共有しながら進めることで
チームとしての一体感も増しますよね。
何か突発事態があったときも協力を得られるようになります。
気持ちも楽になります。
|おわりに
いかがでしょうか?
忙しい企画の仕事の中で、
将来のことなど考える余裕はないことが多いです。
でもだからこそ
・ロードマップをつくっておく
・ロードマップで考える
ことで、日ごろの企画業務も格段に楽になります。
私がサポートさせて頂いている企画チームでも
ロードマップを作ることで
チーム自身も、関係部署も、安心して進んでいけるようになっています。
もし商品やサービスを単体で考えている場合には、
事業を継続していくために
簡単でよいので是非、ロードマップをつくってみてください。
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