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新規事業はロードマップで考えよう!

先日の記事では、
「ビジョンで引き付け、戦略で動かす!」
についてお伝えしました。

戦略論とあわせて考えるととても腑に落ちる内容です。

さて、今回は商品戦略にも関連する内容をお伝えします。

◇新規事業を立ち上げる上で陥れやすいこと◇

新規事業開発や商品企画をサポート
させていただいている中で、
現在企画中の商品やサービスだけを
スコープに考えておられる方々が
非常に多いように感じます。

これから事業を立ち上げるのに、
あるいはこれから新しいカテゴリーを立ち上げるのに、
その次のことまで考える余裕はない
というのも分かります。

ただ、本当に仮でかまわないので、
その先を考えておくことがとても大切です。

◇その先を「ロードマップ」で図示化する◇

例えば下記の項目を整理し、
できればロードマップを
図示化しておきましょう。

・その次のモデルはいつ導入するか
・大枠どのような方向性か
・メジャー変更かマイナー変更か
・そのためにはいつから企画を開始するか
・それ以降のロードマップ

私自身も新しいカテゴリーを必死で立ち上げ、
なんとか導入までこぎつけましたが、
その後のことを全く考えておらずで、
結局事業として立ち上がらなかったという
苦い経験をしています。

逆に、その経験のおかげで、以後
商品企画をロードマップで考えるようになり、
企画推進がスムーズになりました。

◇ロードマップで明確にするポイント◇

まず、新規事業立ち上げのその先を視野にいれることは、
商品やサービスの中期戦略でもあります。

あくまで仮でよいので、向こう3世代くらいの
ロードマップを図示化しておくとよいでしょう。

なお、派生モデルなども検討できる場合は、
可能性でよいので、仮で入れておきます。

また、各モデルのライフサイクル(販売終了予定時期)も
計画としていれておきます。

ソフトウェアやサービスの場合は、
バージョンアップ計画になります。

これらを計画に入れることで企画推進がスムーズになったのです。

◇ロードマップを図示化するメリット◇

ロードマップ“案”を明確にしておくことで、
次のようなメリットがあります。

・次のモデルにすべてを賭けなくても
長い目で戦略をたてられる。

・その次のモデルをいつから企画スタートすればよいかが分かり、
企画スタートの遅れがなくなる。

・周りの関係者に共有することで、安心してもらえる。
将来へのプランがしっかりしているので、余計な議論がなくなる

・重要な外部関係者に見せることで、安心してもらえる。
しっかり進めているという印象をもってもらえる。
(機密事項のため注意は必要、内容を調整することもあります)

◇ロードマップで図示化し中期的に長い目で考えよう!◇


何度も言いますが、仮で構いません。
どんどん変更していって全く問題ありません。

もし、次の商品やサービスだけを考えている方が
いらっしゃったら、必ずロードマップを考えてみることを強くお勧めします。

目先だけでなく中期的に長い目で考えてみましょう。
自戒も込めてです。

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