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新規事業開発でまず初めにすべきことは~思考回路を変えてみる~

新規事業開発を始めるときに、まず最初にすべきこととはなんでしょう。
私の考える、一番最初にするべきことをお伝えしたいと思います。

|新規事業開発で最初にすべきこととは


新規事業開発をサポートしていると
サポートの初期段階でクライアントさんからよくこんな言葉が出てきます。

「うまくいけば、進めようと思ってます」
「いいアイデアが生まれれば、やってみたいです」
「まだやるかどうか決めていませんが、進めてみています」


まさに先日もある企業さんとこのような会話がありました。
一見、一歩引いた常識的な言葉のようですが。。。


こんなとき、私はまず
「本気でやろうと思っていますか?」
と確認します。

そしてクライアントさんの本気度を確認できたら
次のようにお伝えしています。

「それならまず、“絶対立ち上げる” と決めましょう!」

絶対立ち上げると決めること

これが新規事業開発でまず初めにすべきことです。

|なぜ「絶対立ち上げると決めること」が大切なのか


新規事業開発は次から次へと本当にいろんな課題やトラブルが起こります。

はっきり言ってなかなかうまく進みません。
画期的なアイデアもスムーズには出てきません。


うまくいったら、やってみよう
いいアイデアがでたら、進めよう

そんな気持ちで進めても、
間違いなく途中であきらめることになってしまいます。


どうやったら解決できるか?
アイデアをどう育てていくか?


という視点から始め、進めていかない限り
新規事業は進みません。

こういった気持ちや視点が
リーダーや担当者、マネージャー、
そして、社長や事業部長などの決裁者、
関わる全ての人に浸透していると
そのプロジェクトは強くなります。

|周囲のサポートと励ましが助けになる


絶対やると決める
絶対できると信じる
ことで、何かしら必ず生み出せます。


もちろん、ホームランになるか、ぽてんヒットになるかは
その後の進め方次第にはなりますが。

とは言え、当事者の方々は不安になりますよね。


そんなときは、まわりのサポートや励ましがとても助けになります。

そういう私自身もこんな偉そうに書いていますが
実のところは、すぐ不安になったり
あきらめの気持ちになったりしてしまいます。


ソニーで企画をやっていた時代も同じでした。

記録メディアの新規事業として新商品を開発していた当時のこと。

品質問題で打開策が全く思いつかずもうダメだと思っていたとき
上司である課長から
「まだあきらめるのは早いだろ!どうやったらできるか考えよう」
と叱咤激励され、
課長自らいろいろと有識者をあたってくれたことがありました。


また、B2B新規事業として医療サービスを立ち上げているとき
私はよく弱音をはいていたものでした。

そんなとき決まって右腕のUさんが、
「イヤ、白神さん、あきらめるのはまだ早いです!」
と厳しくはっぱをかけて、いっしょに考えてくれました。


この二人の粘りは本当にすばらしく、今でも心に残っています。

私はお恥ずかしいことに弱音を吐いていましたが、
ただ、プロジェクト関係者として ”絶対やると決めていた” からこそ
こうやって周囲から叱咤激励やサポートが得られたのだと思っています。

|おわりに


もう一度言います。
新規事業開発でまず初めにすべきことは
“絶対立ち上げる” と決めること
です。

そして、必ずできると信じることです。
自分の脳をだましてしまいましょう。


自分だけでなく、プロジェクトチームとしてこの意識を共有できていると
何かが起きてあきらめかけたときには誰かが必ず助けてくれます。


ただし、新規事業が上手くいかないとわかっても
続けろと言っているのではありません。

万一、どうしてもダメだとなったら
その時に見送りを決定すればよいだけの話です。

それが携わった人にとっても、会社にとっても
とても貴重な経験や財産になることは間違いありません。


もし
「うまくいったら進めよう」
「いいアイデアがでたらやろう」
という思考回路でいるとしたら

まず
「やる」
「立ち上げる」
と決めましょう!


どうですか?
気持ちがスッキリし、覚悟も決まったと思います。


私は弱音を吐きつつも周囲からサポートを受けて
新規事業開発をすすめてこられました。

この経験を活かして私は現在、外から企画チームを支援し
「絶対立ち上げる」
気持ちをサポートしています。


そんなこと言うのは分かるけど、
「なかなか腹がくくれない」
「どうやってそう思ったらいいのか分からない」
という方、遠慮なくご連絡ください。

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