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藤森「ポポロヒロバ」

ポポロヒロバは創業38年の「大衆カフェ」です。

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メニューを広げるとまず目に入るのが「藤森ヒロコ」というお店のオリジナルキャラクター。藤森はポポロヒロバがお店を構えている場所の名前。ヒロコは「ポポロヒロバ」からとったのかな。

藤森ヒロコは90年代アニメ的風貌の黒髪セーラー服の女子高生。彼女には設定があるんだって。

京都市内の学校に通う、17歳の女子高生。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。実は彼女は、銀河系第7星雲に存在する、オヤージバッカーリダ出身のビール・デ・ナイターがその正体である。
---ポポロヒロバホームページより(https://www.popolohiroba.net/

ちなみにメニューも「レッド・フジ・ロック丼」「嘘でもいいから好きといって」等々。変わり物が多いです。

きっとこれは店主さんのアイデアの賜物なのだろうけれど、龍大生が通うお店ということも大いに影響してると思います。大学生を楽しませようとアイデアをひねらす店主さん。それにリアクションする大学生。お客さんと店主さんが一緒につくったお店という感じがそこかしこに漂っていて、なんとなく居心地が良いのです。

ちなみにメニューのネーミングは昔はお父さんが、今は息子さんが考えているんだって。

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頼んだのは「アローン風オムライス」。

アローンとは市役所西の寺町にあった洋食店なのだそう。息子さんのお友達で、お店が無くなる時にこのオムライスを無くすのはもったいない!ということでレシピを引き継いだんだとか。

京都ではこういうことが多い気がする。宮川町の名月堂さんでも、かつてご家族がされていた洋菓子店のクッキーをおいていた。そういう話を聞くたび、今はない、けどかつて京都の景色の一部だったお店に思いをはせるのです。

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ぽってりとしたまんまるなオムライス。美味しかったです。

お父さんはとても気さくな方で、住んでる場所をいうと、ほど近くにあるショッピングモールに行ったと教えてくれた。なんでそんなところに?ときくと、「こんな仕事だから、新しい飲食店街ができると見学しに行くのだ」とのこと。勉強熱心で笑顔が素敵なお父さんでした。


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