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2022年9月期通期決算「中期経営計画初年度実績」

2022年9月期通期計画 連結売上31.57億円 営業利益1.17億円~1.36億円のレンジで計画しておりました。

厳しいコロナ禍ではありましたが、辛い時期を他チームやグループ会社で補いながら、無事に連結売上及び営業利益を達成で終えることができました。
2022年9月期にこだわり続けたことは、中期計画初年度であったこともあり、コロナ禍を理由にスタート年から転ぶことは絶対許されなかったということ。

気を引き締めて、「絶対達成」を役員と誓い、厳しい時を乗り越えながら無事に達成で終えることができた中期経営計画初年度でした。

正直、主力のDX事業はコロナの影響により、特に第6波の影響は大きく、展示会では通年の1/3以下しか来場者が来なかったことでの打撃も大きく、またテレワークによる導入決済がなかなか下りない。また導入後の周知浸透、利用拡大がオンラインがメインであったこと。導入サポートがオンライン中心で利用推進がなかなかうまくいかなかったことにより後半苦戦しました。

一方会社で苦戦を乗り越えることができた理由は、当社もう一つのセグメントであるBPOセグメントのシステムエンジニア事業の成長です。
4年前に2社買収し、合併させ今では100名のエンジニアを抱える事業が、エンジニア不足と開発の再開により、各企業のエンジニアニーズに応えるべく大きく成長して行きました。
システムエンジニアリング事業は、優秀なエンジニアをどれだけ抱えられるのか?にかかってきているビジネスで、当社は新卒採用と教育、そして開発ニーズに沿ったスキルを合わせ持った多くのエンジニア社員を抱えており、こちらも辛い3年前の時期を乗り越え辛くても採用を止めずに拡大さえてきた実績が実を付け始めてきました。
これらグループの協力で、中期計画初年度は計画通り成長し続けることができました。

ネガティブな意味で驚いたこともありました。前回の決算補足説明でも説明させていただきましたが、2021年9月期3QでM&Aによりジョインした2社のPPAに伴い、無形資産の減価償却が通期で2,000万円ほど当期に償却する金額が確定し、営業利益への影響が発生しました。このPPAによる減価償却費2,000万円が、営業利益に影響が出ることがわかり、一部投資有価証券売却益で補いながら事業利益で乗り越えていくことができました。
また当初2023年9月の「成長ドライバー」として計画していた新事業である「ビジネスブースト」の先行投資分を、早期スタートをする為に、2022年9月期の営業利益から先行投資分を捻出しなければならなく、営業利益額を睨みながらが新規事業を進めてきました。
営業利益の計画値を押し下げてしまっては意味がない。しかし成長ドライバーである新規事業のスピードを緩めることができない。
ほんと戦いでした。すべてが順調に進んでいれば、成長ドライバーへの大きな投資も問題なかっただけに、上記のPPAに伴い減価償却2,000万円の発生などによって、きわどい営業利益額の中から新規事業の先行投資を行い、また2023年9月に跨がせながら進めてきております。
よってビジネスブーストの根幹であるシステムは現在開発を進めており、正直まだ完成しておりません。
人的労力はかかりますが、システムの完成を待たずに、アナログでタレントテック事業を進めております。

タレントテック「ビジネスブースト」http://ksj.co.jp/bb/
「正直人手が足りない。」そして2022年9月期で一部の投資を実行しなければならなかったこともあり、営業利益を睨みながらの投資なだけに選択と集中を都度判断しなければならない現実にぶつかっていました。
受注を優先させても、素材が提供できない。素材の提供を進める為には、撮影を行わなければならない。撮影には先行投資がかかります。またタレントのスケジュール調整をしながら撮影を行わないと行けません。現在既に受注しているクライアントの課金を早めることを優先し、少ないブーストマーケティングの社員は新規受注ではなく、課金を早めるべく既に受注しているクライアントの対応を優先しております。私はナレッジスイート社の社長業と、ブーストマーケティングの営業業務、そして芸能事務所との交渉に追われる毎日を送っております。
幸いにしてナレッジスイート社には優秀なボードメンバーが揃っておりますので、もう一つの柱を作るべく、私はブーストマーケティングの業務に片足を入れて対応することができています。
ビジネスブーストの課題は「選択と集中」。受注をとっても納品できない。納品とはタレントの写真素材を提供できないという問題。納品できないとサブスクリプション課金が発生しない。また顧客のニーズに合わせて芸能事務所との商談を繰り返さなければならない。
営業優先か?課金優先か?まず受注済みのクライアントの課金を開始させ、渋滞を巻き起こしている個所を広げて、道路整備を行わなければいけないと思っています。
今現時点において課金を急ぐことで、芸能事務所様の業務も急激に負担が増えています。
まずは一通り、課金までの流れをスムーズに行えるシステムが必要です。道路整備が進めば渋滞も無くなります。
自分で書きながら、クライアントとの調整、芸能事務所との調整、そして撮影や素材管理などほんと丁寧に進めているにもかかわらず混乱そして業務が渋滞しそうになります。
クライアントと芸能事務所との信頼関係を作る上でのポイントは心得ています。最初だからこそ受注から課金開始までの流れを、丁寧に行う必要があります。
大丈夫です。ビジネスブーストはクライアントにも芸能事務所にも良好な関係が構築できています。
必ず成功します。今急ピッチで物事が進み過ぎているのですが、ブーストマーケティングの社員は必ずやり切ってくれるはずです。
久しぶりの現場作業に追われる日々に充実しております。そしてナレッジスイートグループは成長し続けています。

本当に芸能事務所の皆様、ご協力ありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

まず、大規模プロモーションとして、11/16~11/18までインテック大阪で開催される関西 働き方改革EXPOでビジネスブースト初出展です。是非お立ち寄りください。

そして2022年11月25日に、新しい月次KPIを発表いたします。
これはいろいろ考えがあり、ナレッジスイートグループ全てのSaaSを合算しNew MRR、契約社数、受注額残高を発表させていただく予定です。
お楽しみに。

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