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群盲評象2024(新記事毎日登録、2024年12月末まで)

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本マガジンは、2024年1月1日から2024年12月31日までの365日分、桜井健次(筑波大学数理物質系名誉連携教授、イメージング物理研究所長)が毎日投稿するエッセイを収録します…
現代は科学が進歩した時代だとよく言われますが、実のところ知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な…
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#シロクマ文芸部

平安日本夏之詩

夏は夜 といえば、清少納言の枕草子の第一段だ 月の光や闇夜の蛍を愛でている 10世紀頃の日…

桜井健次
2日前
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自我中心的男人之詩

手紙には、あっけにとられるほど、自己中まるだしのことが書かれていた 君はまだたくさんの紙…

桜井健次
9日前
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Alma Linuxへの道(後編)

3日間ほど続けて、毎週恒例ではない記事を書きます。金曜日はシロクマ文芸部の企画、土曜日は…

桜井健次
2週間前
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Alma Linuxへの道(中編)

3日間ほど続けて、毎週恒例ではない記事を書きます。金曜日はシロクマ文芸部の企画、土曜日は…

桜井健次
2週間前
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Alma Linuxへの道(前編)

今日から3日間ほど続けて、毎週恒例ではない記事を書こうと思います。金曜日はシロクマ文芸部…

桜井健次
2週間前
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獵殺星期一之詩

月曜日は、7つ子姉妹の長女の名前だ 地球文明は異常気象と人口過剰を発端として、少ない資源…

桜井健次
3週間前
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猫偵探绣球花謀杀案之詩

紫陽花をネタにした犯罪事件をネコの探偵が解決する小説ってなんだ? ムーアクリフ邸のアラミンタ叔母さんとシャム猫のアルンとサーシャの物語なんて、ズバリ? だって、家の敷地内の紫陽花の植わっているところから死体が発見されたんだよ! では、レイアン・ドブス作「ムーアクリフ邸のネコ事件帳」シリーズ第3巻「紫陽花殺人事件」の主なポイントを七言律詩にせよ 読み方 (479字) 2023年4月下旬頃からシロクマ文芸部の企画に毎週参加させて頂いています。2024年4月まで1年ぴった

傾聴雨声之詩

雨を聴くといえば、大昔に読んだ絵本かな アメリカの絵本作家、児童文学者ビル・マーティンと…

桜井健次
1か月前
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彼得潘行動之詩

赤い傘といえば、ピーターパン作戦の物語だな キューバで革命が起き、少なくない人々が新しい…

桜井健次
1か月前
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金魚鉢之詩

金魚鉢と言えば、かのロバート・A・ハインラインのサイエンスフィクションだな 海軍の調査船…

桜井健次
1か月前
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放棄白色運動靴之歌

白い靴は、もう捨てたかい? わがままわあ~ って、思わず大声をだしてしまったよ 大昔、サー…

桜井健次
1か月前
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聞風之詩

風薫ると言うが、その匂いの実体は何なんだ おそらくは季節の植物に由来するものとかが主であ…

桜井健次
2か月前
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鯉魚幡之歌

子どもの日と言えば、鯉のぼりだ 素性がよくわからない人に出会ったら、「鯉のぼりの歌」を歌…

桜井健次
2か月前
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冬夢春華似幻真

春の夢って、どんな夢? 待ちに待った楽しみの春を夢のなかで垣間見たときの気分は? でも目が覚めた時、そうじゃなかったら? フランツ・シューベルトの「冬の旅」第1部の第11曲で有名なドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの作品「春の夢」の主なポイントを七言律詩にせよ 現代日本語訳 春になって花が咲く夢をみた 緑の野原、鳥のさえずり、喜び、新鮮さ 夜が明けると、窓は冷たく、カラスが鳴き、寒いままだ 孤独なシルエット、荒涼とした夢見る人のメッシュ 花は咲き、葉は緑、晴れの日を待