U

ブレグジット。ブリティッシュがエグジットする。の略です。

そう。イギリスがEUを離脱したよねって話。みなさんは、この出来事をどのように捉えているでしょうか(';') 

相変わらず、イギリスの生き方(生存戦略)ってのは個性がすごいなと思うわけですよ。

そもそもドイツとフランスが石炭めぐって喧嘩しまくるから「もう喧嘩やめようぜ」って言って奇跡の「協力」へ向かうのです。

それがまずECSCですね。その延長にEUがあります。

EUの略って、ヨーロピアン・ユニオンなんですけど。このユニオンのUに強い強い意味が込められています。

USA。のU。
これは、色んな50の衆があるけど、合衆国。
連邦国家。
つまりまとまって1つの国にする!という
意味合いの U です。

つまり、何が言いたいかおわかりですね。
EUの最終目的はヨーロッパを1つの国にする事です。

そもそも、なんでドイツとフランスが戦争して殺し合わなあかんの?
なんで奪い合う必要があるん?
違う国の人間や思ってるからじゃないん?
みんな1つになれば、他国と揉めることなくなるんちゃうの?

と。これを専門用語で言うと
政治的統合  になります。

で、もちろん当たり前ですが
いきなり1つの国になりましょう♪って言って
ヨーロッパの国々がOK(ㆁωㆁ)って言うはずないですよね。
暴力でまとめあげる訳にはいきません。
そんなことしたら、ヨーロッパ全域の大戦争になります。
で、挙げ句に大戦争後に
ヨーロッパがボロボロになった所を見計らって
ロシアや、中国や、アメリカがボッコボコにしにきてすべてを奪われる事になるでしょう。

ってことで、まずは
経済的統合 をめざしました。

関税をかけないようにしまひょ
物の移動に税金かけず、たくさん移動できます!
たくさん売れます!
余らさずに、必要な所にまわしましょう!

貨幣を同じにしまひょ
おまけに貨幣統合して、換金の手間やら
価値の変動やら
手数料やら
なくしちゃいましょう!

と、経済効果をまずは狙いまくったんですよ。
ま、なんやかんやお金が大好きなので、これは功を奏するのです。

英国🇬🇧は、この動きに反応して加盟を決意しました。
ちなみに、これにて英国の会社でめちゃくちゃ大きくなった会社が ダイソン です。

ダイソン以外の掃除機メーカーを倒して
ヨーロッパの掃除機市場を独占させて
利益をたくさん得て
それを研究開発費用にあてて
世界にも売り込んで行こう。
という戦略にでました。

というように、このダイソンが証明したのは
ヨーロッパで天下をとると
あまりにもでかい資本が形成される。という事です。
自国で狭狭、競争して小競り合いしているのとは
わけが違うからですね。

と、まぁ。
ここまでは経済循環を考えてもGOOD。
おまけに掃除機メーカーといった、環境の事を1番考えている会社が認められるプラットフォームもGOOD。
評価されまくってたんですよ。

が、思い出してください。
ヨーロッパの経済的統合はあくまで通過点

最終目的は政治的統合です。

つまり、モノだけではなく
人の動きも自由にしようという段階に入ります。

あの
日本って、もともとはたくさんの国がありましたよね。
能登国、加賀国、近江国、信濃国
と。でも、それを全部まとめて日本。にしましたよね。
それで、我々は石川から大阪にきても
ビザもいらない。パスポートもいりません。

そののりで、人の動きの自由も
ヨーロッパで起こそうとしました。

が。

これに反発したのが、英国です。

すまん、それは無理っす!ᕙ (° ~ ° ~)

移民が入ってこようものなら、英国の労働者の仕事が奪われてしまう。と考えたのですよ。

ま、英国は産業革命発症でもあるので
なんしか労働者の文化も強くあるし
自分達から産業革命ははじまったという自負もある。
英国にわけのわからん他国の奴が入ってきて、そいつらに仕事を奪われるなんて絶対に許さんぞ!って国民が言い出してもうたんすよね。

しかしEUははじめから目的に
政治的統合。を掲げていますよね。

今更ぬけるなんて、許されるわけないやろ?
ってドイツとフランスは言うわけです。

結局折り合いがつかなくて、英国は抜けてしまいました。

結局、
ヨーロッパが合衆国のようになる夢はとりあえず終了。
コロナウイルスの影響もあって、またナショナリズムが助長されてるので
またまた欧州統合は難しくなるでしょう。

さてさて。
結局、
EU発足の理念を強く感じているドイツとフランスは少し焦ったのかもしれません。

ドイツとフランスに対して
それ以外の国は、土地が近いってだけで
やはり理念への想いは低いんですよ。

でね、だからって
資本という餌をちらつかせて興味をもたせた所で
所詮は金だけの関係。
理念なんて知ったこっちゃないのが集まってしまうだけなんですね。
だから、英国にもうまいこと利用されて終わってまうんです。
経済的統合を使ったのはミスです。

例えば、今。
日本もあまりにも粗雑な手法をとっています。

看護師足りひんから、短期で給料めっちゃ渡すから来てくれ!ってね。

こういう、
理念の為にとりあえず金をちらつかせる手法ってのは悪手なのは歴史を学べばわかるはず。

金に群がって集まってくる人間は
どこまでいっても金の関係です。

理念までの共有は難しい。

やはり、合衆国のように
いくら1つといえど、
それぞれのやり方、STYLE、生き方
をある程度尊重した形にしないと、
とりあえずまとまる。までも行きません。

理念を共有するには
共に同じ経験をする事が大事です。
共に理念に対して考えた時間が大切です。
共に理念を創り上げる事が大切です。

それがなく、統合しようとしても無駄。
まとまりません。
金で釣っても無駄です。

人間がほんとの意味で共鳴するには、
深くて濃い時間が必要なのですね。

それでは、よい1日を\(^o^)/











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