なぜ日本でしか使えない日本語を使用しているの？？
米国は連邦国家です。
字のまま、国が連なってできています。
日本も言えば連邦国家です。
能登国・信濃国・近江国・吉備国・・・・・
様々な国があり、それぞれのルールで成り立っていました。
僕の出身の石川県なんて、能登国と加賀国がありますしね。
そもそも我々って「別の国」の人なんですよ。
僕は能登国という雪国の人間なのです。
なので＜日本人＞とは思っていません。
鎖国してたら時代に圧倒的に遅れてもうて、
黒船に脅されて、屈して、急ぎ近代化する。
その過程で＜大日本帝国＞としてまとめあげられてしまいました。
琉球王国も、蝦夷国も、あっという間に沖縄県と北海道に名前を変えられ統治されてしまいます。
今でも地方では、恨む者がいて当然でしょう。
僕の祖父は＜能登国＞という意思を曲げませんでしたしね。
能登国の人間は、能登国で生きていきました。
能登国の歴史と文化があります。
日本人として括られたくないのは、仕方ないでしょう。
まあ、
もちろん大日本帝国でなければ、どの国も欧米列強に植民地化された可能性が高すぎるので一概に近代化を否定するのは違います。('ω')
ＮＨＫ大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛が島流しにされた回での事です。奄美の人達が話す言語に＜字幕＞がついて話題になったのを覚えてますか？
薩摩国の人の言葉が分からないので字幕をつけてほしいという依頼もあったそうです。
こうした時、＜常識＞を疑うｃｈａｎｃｅなんです。
改めて「日本人って何？」を疑うのです。
言語が違うのは当然です。
そもそも＜日本語＞なんていう標準語は設定されていない。
薩摩・長州・江戸は違う国ですよ。
それぞれの国で＜言語＞は違って当然です。
識字率が伸びなくても農村部ではそれでも共同体で生きていけます。
言語をそこまで重要視しない世界線もあるんですよ？
改めて言いますが、、
＜日本人＞というのは他者が創造したモノです
昨日紹介したこの風景。
我々は土管のある空地で遊び倒した記憶等、ほとんどの者にはない。
空地は資本主義では資本家によって資本に変わりますからね。
子供が遊ぶ場として放置されている可能性は極めて低い。
それなのに我々はこの風景を＜懐かしい＞と共有できてしまう恐怖があります。
山と言えば＜富士山＞
能舞台にある立派な＜松＞
それらが描かれる＜銭湯＞
これによって＜日本人＞に造るのです。
しかし、
先ほどの土管空地と同じく＜富士山＞を見た事がない者もいる。
松に特にエピソードがない。
それでもこれらが登場すると「日本やな～～」と感慨する。
これがナショナリズムの力です。
人は人を操作する事が可能です。
明治で＜日本人＞にされてしまう前は、
「富士山・松・梅」と言えばイメージができないか、近くの情景の事を考えたと言われます。
そもそも＜日本人いう意識がない＞ので当然でしょう。
本来は近くの山・松林・広葉樹林の里山・漁場・農村・海・川。
それがあるだけの話。
が、＜日本人＞にするならば、共有できる＜アイテム＞が必要なのですよ。
それが富士山であり、松であり、能でありするわけです。
明治天皇の「御真影」。
「＊一君万民」思想の元、複製技術革命によって配布されていきます。
＊一君万民論（いっくんばんみんろん）とは、ただ一人の君主にのみ生来の権威・権限を認め、その他の臣下・人民の間には原則として一切の差別・身分差を認めないとする思想・主張である。
これによって
「富士山・松・梅・桜・太陽」と言った
＜日本らしい風景＞や＜日本のシンボル＞という共通記号が完成です。
国旗見りゃ分かりますよね。
みなさんも僕もね、
産まれたその一刻から常に思考操作を受けてきてる自覚は大事です。
まずはそこをしっかりと理解する事は必須です。
＜ただ、生きる＞のではありません。
なぜ自分が生きるのか。
自分は何者なのか。
どのような思考操作を受けてきたのか。
みなさんが今頭で考えるその内容ってのは、
本当に自分オリジナルの思想でしょうか？
学校で認められてきた常識ではないですか？
先生に褒められた概念では？
親が言っていた価値観では？
友人や恋人のもっている価値観では？
それって、本当にあなたがあなたで考えた理論ですか？
まずは、＜日本人＞って何？って所から疑ってください。
そもそも＜日本人＞というのも思考操作のはじまりなのですから。
我々は自分という唯一無二を生きるべきです。
他人が創造した価値観に乗ってるだけじゃ、わけわからんくなるのは当然です。
他人のレールを一生懸命に生きるだけなら、精神を病んで当然です。
だって他人の価値観なのですから。
あなたは、あなたを生きるまでは、どこか満たされないでしょう。
気づいてください。
他人を生きている事に。
なぜ、あなたは日本でしか使えない日本語を使用しているの？？
と聞かれたら、何て答えますか？？
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？