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国って本当にいるの?

何の為に「国」ってあるんですか?

国。
まず、徴税機構と暴力装置をもっています。
国は言い方を変えると、<合法的暴力団>です。
警察・自衛隊など。
あなたがこの<国>ってのが作ったルールに従わない場合は、暴力装置が許しません。
税金などから逃げようとしても無駄です。
必ず税務署の署員がやってきて、警察がやってきて、機動隊がやってきて、、、
あなたは確実にこのルールに従わないといけません。
国が税金を決めたら、あなたはそれに従う事しかできません。

そしてこの暴力装置が<秩序>を創造しています。
この装置によって、人間の本質である<弱肉強食>の世界を抑制しているのです。
この暴力装置がなければすぐに、力の強い者が弱い者を暴力で殺してでも奪うでしょう。
歴史を見りゃ分かるはずです。
そういう人間の本質に蓋を閉じているのも暴力装置です。
あなたの自由も奪うが、あなたの権利も守っているのです。

やからこそ、秩序は大切、、、なんでしょうか??

yesと回答した政治学者で有名な者に「ホッブズ」がいます。
「万人の万人に対する闘争」で有名ですね。
秩序なき殺し合い(30年戦争の傭兵の殺戮)の中を生きた彼は、国という装置の<秩序>の大切さを心底感じたのです。
無秩序を見た彼は、人間の本性が怪物である事を目で見て理解したのです。

が、国などなくとも秩序は大丈夫っす。
と唱えたのが「ルソー」です。
そう、「自然に還れ」ですね。
国なんてなかった時代も協力して生きてきたでしょう?
って事で、原点回帰を提唱したのです。

言い方を変えると
国は必要→ホッブズ
国は不必要→ルソー
です。

ちなみに僕個人は国など不必要派です。
残念ながら僕は研究者なので、安定を求めてはいません。
無秩序になった世界を観察したいという興味が勝ちます。
従って暴力装置によるこの強制秩序世界は好みではない。

で、
ホッブズが国は必要と考えたのは、言い方を変えると
<秩序>を何よりも重んじたんです。
30年戦争による人間の殺し合いを見たので、彼は人間を信用していません。
よって社会契約説を唱え、みんなで協力な王様(権力)をつくるべきである。とね。
人間は強力な秩序がないと、殺し合う。
そう心底感じているのです。

今の日本も強力な権力によって秩序が維持されています。
これだけ法律や暴力装置があるのにも関わらず犯罪は日々絶えないのですから、
法律と暴力装置がなくなったらその日から殺し合いは開始するでしょうね。
ホッブズの言っている事は正論でしょう。
って事でやはり、秩序を求める者が大多数である人類には<国>という装置は必要と言えるでしょう。

ただ~し

ただ~~し。

国の権力が強くなる傾向がある。
これは自然。
暴力装置も政治家も司法人もみ~んな人間です。
権力は暴走するのも当たり前です。
よって国の権力が強くなった時に発生しやすいのが<テロ>です。
もう権力には暴力しかない!!
という思想になるのです。

そう。
目には目を歯には歯を!
権力には権力を!
そして、
暴力装置には暴力装置を!!

それも歴史を見りゃ分かります。

人間を守る為に創造したSYSTEMが、
人を殺しあうSYSTEMになってしまう事もあるっちゅう事ですわ。

でもま、
個人として分かっておくべきは1つ。

そもそも国という他人が決めたこのルールの中で(籠の中で)生きている段階で、僕もあなたも生きづらいのは当然って事。

何か満たされないのも自然。
何か疑問なのも自然。
何か納得できないのも自然。

この国のルールは、
他人が創造した世界線です。

他人のルールで生きるのは、
人間にとっては窮屈なのですから。

我々は産まれたあの日から、鳥籠の中にいるのですよ('ω')

ただ、唯一!
いくら籠に入れたとしても
他者が我々を支配できないモノがある。

それが、僕の最大の愛する対象である

<思想>なのです。






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