プロがプロである理由

実業家やCEO(最高経営責任者)のようなタイプの方と接するのは貴重な時間です。

ま、理由は簡単で
基本的には思考と行動が個性的すぎたりするからです。

僕も、人間の思考やら捉え方やら視点が
アップデートされる事も多いので
刑務所勤務の際に知り合った
それらの方と連絡させてもろてたりします。

彼らを観察していると、気づくのは
①言葉を信用していない事
②原則行動しか見ていない事

です。 

例えば
面接の手法も、履歴書なんていらず
簡単に
実績を見せて。と言うだけ。

がんばります!
とか、
〜という気持ちで仕事をしてきました!
とか、
理念に共感しまして!
とか言語には全く興味がない。

実績を見りゃ、
そんなものは一発で理解できるから。

ということです。
聞くまでもないからですね。

人間は、良くも悪くも
行動にすべてが表出されます。

遅刻して怒られて、相手に迷惑をかけた事を反省したならもう二度と同じことは繰り返さないでしょう。
同じように遅刻するなら、反省していないだけです。

ダイエットすると決めて
本気で思ってるならば結果を出す。
半端なら結果をだせないだけ。

そりゃ、もちろん
環境やらタイミングやら状況なんてのは
人間は常に変化しますよ。

しかし、
実業家やCEOのような世界にいる人間には
それで結果がでてない事を許される世界にいません。

彼らの最大の仕事は、自分を信頼した
株主に還元することです。

株主は、彼らの実績を見て信用し
リスクを承知で投資をします。
もちろん見合う配当を求めます。

そこに、言葉はいりません。

結果だけしかコミュニケーションツールはないのです。

〜しようと思ったんですけど…
タイミングさえよければいけたんですよ…
あの状況ならば大丈夫でしたが…

なんて、通用しません。

ほしいのは結果。

これは結果主義の世界の
超実力社会では当たり前な話。

例えば
プロサッカー選手でも試合に出たら
風邪やろうが、筋肉痛めてようが
結果が出せないなら、次は呼ばれない。
それだけですよね。
客も、監督も、スポンサーも、広告主も、サポーターも、納得しませんね。

だから、
彼らのような世界の住人は
常に使える情報だけを選択するし
速攻インプットされた知識は、アウトプットして知恵に変える。
言葉を話してる暇はなく、常に行動だけが大事。
結果につながるための行動
結果につながるための知識
それが、大切なのですね。

人をじっくり深くまでジャッジしている暇のない彼らは、何よりもその人が表出されている
行動という結果の実績を重んじるのです。

さて、彼らが結果を出して生き残れるのには
やはりたくさんのテクニックがあります。

トイレ中、お風呂、タクシー移動中、歩いている時、食事中
彼らは1分ですら、ずっと頭を回転させています。
彼らと一緒にいると、常に彼らは新しい発見を探す。
ご飯を食べに行けば、
店の構造から、接客の仕組みから、敷地面積やら、トイレの清潔さや、証明の設定や、音響の種類や
料理の質や、温度や、デザインなど
ほんとに1秒1秒、インプットしては
様々な事に疑問をもって、仮説をたてて、店員に質問して、理解して、アウトプットして、知恵に変えて、自分の人生に活かそうとします。

昨日の記事にも書きましたが、1秒を真剣に生きている人間とコミュニケーションをとっていると
ほんとにいい刺激をもらえるものです。

後は、徹底された自己分析。
何をすれば自分が体調を悪くするか?
何が自分にとってストレスなのか?
何をしてしまうと自分のパフォーマンスが下がるのか?
何を食べるとよいと感じて、何を食べると悪く感じるか
どこまで寝ればパフォーマンスがあがるのか?
ずっと研究している人間ばかりでした。

そりゃそうですよ。
風邪ひいたなんて言っても、誰も許してくれない世界なんです。
絶対に体調を崩してはいけない。
し、もし崩しても何とかできる仕組みは作っておかないといけない。
最悪の状態でも、パフォーマンスを出せるには
どうすればいいか?をずっと考えて
普段から研究しているんです。

だからこそ、体調が悪い時ですら
完璧に自分で自分をフォローできるんですよ。


そして、圧倒的な体力。
結局は人間なので、体力は命。
疲れてたりしたら、誤判断もするし
反応も遅れる。パフォーマンスが下がる。
なので、彼らは筋トレをする人が多い。

頭をずっと回転させるには
シンプルに言えば、酸素と糖分が必要。
なので、 
筋肉でしっかりポンプ作用を促す必要もあるし
栄養の事への意識も非常に高い

そして、常に知的好奇心が強い。
なんであの仕組み?
なんであの形?
なんで数はこれだけ?
と。
一度、僕の研究室にも招待した事もあったんですが
ほんとに子供のように、食らいついて
ずっっっと質問されました。
そして、自分ならこうする!
これ、この仕組みと同じや!んなら、今度〜という形では使えるな!
と、ものすごい速度で自分の知恵に変換していきました。

頭が回転することが嬉しいのです。
新しい情報をインプットして、どう使ってやろうか?と考えるのがワクワクするのです。

経験した人もいるやろう、 
あの国家試験やら
卒業試験やら
受験の日やら
電車でも、歩いてても、
1秒も無駄にせず単語を覚えてたり、何かほんの少しでも時間がでたら
すぐに復習して、また知識をいれて…
と、あの行動力。
あのエネルギー。
学生の時にした人もいるはず。

彼らはそれを、ずっと毎日やってるんですね。

しかも、試験とは違い
答えのない問題を相手にしてるんです。

 
プロが、プロであるのには理由があるって事ですね。

それでは、よい1日を(^^)








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