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カンガルーから学ぼう


かわいすぎ

昨日のキリンもですが、カンガルーってのもよくよくみてください。
めっちゃ不思議でしょ。
動物って観察するのが面白い。
動物への興味が、とまらん!

有袋類ってのは、人間より歴史古いと言われてたりする。
それこそ恐竜が闊歩してた時代に祖先がおったとか。
ま、見た目的にも説得力は抜群やね。
キリンとかも恐竜みたいな見た目ですよね(笑)

が、有袋類は人間が属す<有胎盤類>に生存競争に負けました。
よって、徐々に南下していき南極大陸(当時は暖かい場所)を伝いオーストラリアに落ち延びたという説ですね。
で、南極大陸がオーストラリア・南米から分離して、現在の有袋類はオーストラリア・南米・ニュージーランドという「一部」の地域に生息するのみとなっています。
オーストラリア大陸と南アメリカ大陸は他の大陸から遠く隔絶していたため、ユーラシア大陸の有胎盤類はこの2大陸に侵入できず、この地域のみ有袋類の世界が残ったという事ですね。
そしてオーストラリア大陸ではカンガルーの天敵がいません。
当時南極大陸が極寒地なら絶滅してた可能性もあるんですね。

有袋類の特徴と言えば「子供を袋で育てる」でしょうね。
赤ちゃんは生まれると育児嚢という袋まで自力ではっていきます。
母カンガルーは自分の腹を舐めて赤ちゃんがたどり着きやすくします。
赤ちゃんは、生まれてから信じられへん速度で袋にたどり着くようです。
その根拠として、
動物園でもその瞬間を観測する事はほとんどできない(皆無に近い)という事と、
飼育されるカンガルーの誕生日は{袋から顔を出した日}になっている事の2点が大きくあります。
生まれる瞬間は目撃できずに、気が付いたら顔を出してる!
有胎盤類ではありえへん事ですね。

さて、人間のイメージって話です。
昨日もキリンでも、「温厚・平和」なイメージをもたれていますが、その実サバンナでは最強クラスの喧嘩師でありました。
このカンガルーもそう。
イメージは「優しい・母による子供への愛が強い」と言われます。
まあその発想も分かるんですよ。
人間は性善説で世を見たいものです。
綺麗な視点で見たいって事です。別に僕は思想に否定も肯定もしません。
が、僕が言いたいのは<視点は多様>の方が理解は進むって事だけです。

動物界は、人間界とは大きく違い合理的にならざるをえません。
感情論では種の存続の危機が発生します。
母は袋にいる子供カンガルーの異常(病気とか)に気づくとどうするかご存知でしょうか?
子供を即座に袋から出して放置して終わります。
もちろんこれを自然界で実施すると子供は死にます。
そして母はまた新しい子供を産みます
危機が迫る時は、特に有袋類では子供を置いて自分だけ全速力で逃げて生き延びようとします。
仮説ですが、これは<有胎盤類>に生存競争に負けて南下してようやく生存ができていける地を見つけた種の本能とも言えるかもしれません。
なので、これは逃げたくて逃げているなんて話ではなく、種の生存の為に仕方ない動物界の厳しい世界という事なのです。
愛情は大事ですが、動物界(特に野生)では綺麗事だけでは全滅してしまいます。
人間も、こういう事実から学ぶ事は多いのではないでしょうかね。

ちなみにカンガルーもそうですが、エミュー(大型の鳥)も
前進しかできない動物です('ω')
重心が前にあるし、後ろ脚は前方に床反力を生むためにあるからです。
どちらも「オーストラリア」の<国の動物>に指定されています。

エミュー。かわいいなあ~

有袋類は1度は大きく生存競争に負け、南下する事になり種の絶滅危機を迎えました。ユーラシア大陸を席巻したのは人間様です。
が、それでもなんとか種が生きていける地を探し当て、そして現在もその地で前にのみ走り続けています。
しかも異常があるカンガルーの子供は変わらず母からは放置されますが、
その子をオーストラリアの方が育てるという活動をしているようです。('ω')

綺麗事だけでは絶対に世の中は見えてきません。
残酷さも、卑劣さも、全て事実は事実として冷静なる勉強は必須でしょう。
そうすれば、また新たな性善説もうまれるものです。
我々の思考も深みを帯びるでしょう。


人間は綺麗な生き物では絶対にない。
しかし、汚いだけの生物ではない。
我々は<考える>事を与えられています。

考えた先に、あなたがどのようにまた思考するのか。
そして、どのような発言と行動をするのか。
今日も変わり続ける事でしょう。

カンガルーから、いろんな事を考える。
の記事でした!!
ちゃんちゃん('ω')

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