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『上演したら死ぬ演劇』 呪って何

呪いの新作公演をやるので、解説記事。
まず最初に公演情報から

 『上演したら死ぬ演劇』
作・演出・出演/公社流体力学
2/17、
3/2、
3/9(会場:ときわ座)

料金 2000円
2/17のみ初日割 1500円

上演したら死ぬ演劇の話をオカルトライターの飯田さんから聞き、台本を入手したので上演します。でも、稽古を始めてから不自然な不幸が立て続けに起きて死にかけたのでそれを混ぜたセルフドキュメンタリーです。売名行為なので、止める気はないですが死んだら上演しません。

上演時間90分で調整中

予約

公演の前説で喋る大体の内容

皆さんは呪われた映画というのはご存じでしょうか?
有名なところではスピルバーグが制作し、トビー・フーバー(悪魔のいけにえ)が監督した『ポルターガイスト』
公開直後に主人公家族の長女役ドミニク・ダンが恋人によって殺害
その後に続編が作られ、2で黒幕を演じたジュリアン・ベックは撮影後に急死。60歳という年齢だったため偶然重なったように思われた。
が、3撮影中にシリーズを通して悪霊に狙われる末娘役のヘザー・オルークは12歳で急死

史上もっとも呪われた映画と言われているのが『Atuk
内容自体は、イヌイットのおじさんを主役にしたコメディで、アメリカで人気の小説が原作。
当時『ブルース・ブラザーズ』でスターへ上り詰めていたジョン・ベルーシ
(ブルース・ブラザーズの兄役)が主演として起用。撮影が始まろうとしたとき、薬物の過剰摂取の急死
その後、主演を変えて撮影が計画された。そのたびに撮影前に主演が、事故、心臓発作、過剰摂取。最後の5人目は、妻により射殺。こうしてこの映画はワンシーンも撮られることないまま最も呪われた映画と呼ばれるようになった。

では、演劇ではどうなのか。
皆さんがご存じのところでは「東海道四谷怪談」お岩さんの祟り。
お祓いをしないと出演者に不幸が起きると有名な話。しかし、これは安全管理が今ほど不徹底だった江戸時代に大量の機械仕掛けを使う演目で怪我が絶えなかった。それが現代に祟りとして伝わったのではないか、という説がある。
これぐらいで、演劇界での呪い話はほぼない。

しかし、実はあったのだ。
私がそれを聞いたのは2023年1月。
オカルトライターのエドガーケイシー飯田さんと川口のデニーズで食事しているとき。
「公社ちゃん、上演すると死ぬ演劇って知ってる?」
その演劇の出演者は全員死亡したという。飯田さんが怪談取材で耳にしたというこの情報、本来なら眉唾ものだが飯田さんが言うなら100パーセントの嘘ということはなかろう。あの人、嘘つかれるの何よりも嫌いだから。
もし、それが本当ならば私が上演したら話題になるだろう、最近動員が伸び悩んでいるし売名行為にちょうどいい。
「マジならやりたいっす」
飯田さんは、私が不幸になる点については倫理観が薄いのでノリノリだった。諸々あって(上演時に説明するね)その台本が手に入ったため上演ができることに。
それが1月。

5月・6月に『ミッシェリーの魔法』という公演を予定していたため9、10月ごろの上演を目安に動き出した。

2023年7月につぶやいたのが以下のツイート

公社は私生活の事情により恐ろしい金欠状態に陥り、趣味の観劇は勿論イベントや公演の開催が難しい状態になった。結果、2023年の主な活動は前年より準備していた1公演のみとなった。

この【 私生活の事情 】とは何か。
実はこのツイートをした時は

上演すると死ぬ演劇の呪いに巻き込まれていた。

呪いで死にかけたんだけど、視界の端々に映るものがきっかけで戯曲に対して違和感を抱く
そもそもなぜこの戯曲が死の戯曲となったのか。
懸命の調査で明らかになった、呪いの真実とは。

三部立てでお送りする呪いの物語

第一部 上演したら死ぬ演劇
第二部 公社流体力学のマジで死にかけた話
第三部 実録、上演したら死ぬ演劇 は何故生まれたのか

そんなようなこと前説でしゃべりますが長いんで8割カットします。というか後半前説というか単なるあらすじじゃんね。


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