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激しい思い込みを消し飛ばし、一瞬で気持ちが切り替わる方法!前編

アクセプタンス&コミットメントセラピー 認知行動療法の心理学VOL.6

今回はアクセプタンス&コミットメントセラピーと呼ばれる認知療法で使われる、ネガティブな感情を吹き飛ばすときに役立つテクニックを紹介していきます。

認知行動療法などの近年開発された心理療法では、「思考と現実を区別するテクニック」が治療法として使われています。

このテクニックを使うことでネガティブな思考と現実(もしくは自分自身)を切り離して、不健全な感情や考えに心が支配されないようにしているのです。

逆に、この切り離しがきちんとできないと、ネガティブな思考と現実が区別できなくなって、悪い考えを真実だと思い込んでしまうようになります。


思考と現実を分けなければいけない理由

例えば、仕事でミスをしたことで「自分は無能なダメ人間だ」と思って落ち込んでしまうと、そのイメージが現実と結びつき(フュージョン)、何をするにしても、どんな時でも「自分は無能なダメ人間なのだ」と信じるようになってしまうのです。

これが、思考と現実が合体する認知的フュージョン(Thought-action fusion)と呼ばれる心理現象です。

私たちは、思考と現実の情報を脳内の同じ分野で処理しているためにこの2つを混同させやすいのです。

そしてこの現象を防ぐのに役立つのが、今回解説する心理テクニックです。

思考と現実を区別するテクニックは認知的脱フュージョンと呼ばれ、思考と現実の間に距離をつくり、2つを区別していく方法です。

これで、仕事で失敗したからと言って「自分はダメ人間だ」「人に嫌われている」という思考に支配されることがなくなり、失敗を挽回するための正しい行動を取れるようになります。


激しい思い込みを消し飛ばす方法その1


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