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心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.10-(面接法)★★

→圧迫面接とか世の中から無くなったら良いのに

前回、前々回と非常にボリュームが多くてまとめるの大変でした。

一旦山場を過ぎて、少しほっとした気持ちでおりますw

本日のテーマは、面接法です。

皆さんは面接でのおもいで、何かありますか?

私は良い思い出も沢山ありますが、未だに忘れられのは圧迫面接やグループディスカッションでの悪い思い出です。

・自分の応答に対して一言「ふーん、そうですか」で終る

・面接官が携帯を鳴らして面接が止まる

・グループディスカッションで自分だけ干される 

今、思えばそれだけ自分に魅力が無かったのかなと思ってますが

その当時は本当に地獄でしたねw

何しにきたんやろって思いました。

一方で、面接官との関係が良く終止穏やかかつ楽しいムードで面接が進んだ場合は全て上手くいってました。

人と人が口頭でコミュニケーションをとる手法の面接法では

やはり、面接する側面接される側との関係性がとても大事なんだなと思います。

懐かしい思い出です。

そろそろいきます。本日も、まとめの方はじめて行くぅー!!


→面接法の意味とその定義は何だろう?

人は普段からコミュニケーション会話(口頭)で行います。

身内、友人、会社の同僚、初めましての人などシチュエーションは様々ですが

話する事でその人となりが解る。なんて事はよくあることです。

では、普段の会話面接法での大きな違いはなんでしょうか。

それは目的の違い、すなわち

「相手(対象者)の事をより深く知る」という明確な意図があるかどうか

かと思います。

そして、当然ですが目的を達成する為に話し方も変わりますね。

普段から仲の良い友人と会話するときに

「今日はより深く相手の事知るぞ!」って意気込んで話しようとすると

質問が多くなってしまったり、変に堅苦しい喋り方になって

「おお、、今日はどうした、、変にがっついてきて」みたいな微妙な雰囲気になったりしませんか?

いつもと違う感じが出るというか。

話をまとめますと面接法の意味と定義

口頭での会話によって、相手を深く理解し、心理学的な側面から意識や態度、または発達状況などを調査する方法

ということになります。


→面接法は目的別に2つ、構造によって3つに分けられる

表題の通りですw

面接法については、分類が出来ればさほど問題ないです。

また、面接の名称からも推測できるので難易度もそこまで高くはないでしょう。

まずは、目的別に2つに分類しましょう。

①調査的面接法

②臨床的面接法

です。

①調査的面接法はその名前の通り対象の調査科学的な情報収集・分析・記述(記録)をすることが目的になります。

②臨床的面接法診断治療のために行う面接です。主にカウンセリング心理療法で用いられたり、教育現場でのガイダンス面接なども含みます。


次に構造による3つの分類です。

①構造化面接

非構造化(自由)面接

半構造化面接

です。

学習の視点としては、3段階の構造(面接の自由度)によるメリットデメリットを抑える事が大事です。

①構造化面接はあらかじめ質問内容評価基準質問の順序などを決めておく方法です。さらに言葉づかいまで決めている場合が多いです。

よってこの面接法は

マニュアル通りに進めていくため、誰が面接を行っても評価のバラつきを最小限に抑えられるメリットがあります。

つまり、面接者バイアスを一番受けにくい方法であるといえます。

逆に言うと、自由度は低いです。堅苦しいです。


非構造化(自由)面接①構造化面接と違い

あらかじめ質問内容などは決めずに対象者との会話の中で自由に質疑応答を行う方法です。

とはいっても、完全ノープランではなく流れだったり、回答の予測は想定した上で行います。

自由面接ともいいます。

自由という事は、相手の状況を考えながらより良い質問を考えることができますし

答える側も、濃い内容の応答が出来そうですね。

よって、この面接法は

対象者の人柄を最大に引き出せるメリットがあります。

その一方で、面接者の技能はかなり求められます。


半構造化面接は上記2つの方法の利点を上手く取り入れた方法です。

ある程度決められた質問をした後、話の流れに応じて面接者が柔軟に質問内容を変化させたり増やしたり、質問の順番を変えたりします。

この方法は

構造化面接よりも自由度が高く相手の長所をより引き出せそうです。

一方で、構造化面接よりも面接者の技量は求められます。


使い分けの例としては

臨床場面で用いられる診断的な面接においては構造化面接

教育場面における評価・指導心理相談面接では非構造化面接が用いられるようです。


→ラポールを確立する大切さ

面接法口頭によるコミュニケーションが主となりますが

被面接者表情や、態度などの非言語の部分で多くの情報を得る事が出来ます。

相手から上手く情報を引き出す理解するという目的で面接を行う場合

面接する側面接される側関係性は大事ですよね

圧迫面接で果たして相手の情報を多く引き出せるでしょうか?

私が最初にお話しした面接での思い出話w

例としてはだいぶ極端ですね。

口頭もそうですが、特に非言語の部分での分析をする際に

非面接者との友好的な関係は必須だと個人的に思っています。

この関係の事を

ラポール(rapport)というのですが

初めて私がこの言葉を聞いたのが

NLP(実践心理学)の講座での事でした

NLPでは一対一でのワークが多く、その効果を最大限に発揮する為の関係性構築という意味で使われています。最も大切な概念です。


ちょっと話が逸れてしまいましたが、本日のまとめを簡単にすると

・目的別に2分類 調査的面接法と臨床的面接法がある

・構造別に3分類 構造化面接、非構造化面接、半構造化面接がある

・構造別の分類は面接の自由度によってメリットデメリットがある

・何よりラポールが大切よw

ってことですね。


以上

1.10(面接法)のまとめでした。

少しでも理解できるよう、興味を持ってもらえるように工夫しながらこれからもまとめ頑張りますので

目に留まった方は是非、スキ!お願いします!!

長文にお付き合いありがとうございました。では次の単元で!
















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