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六道慧の花暦

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2020年4月の記事一覧

六道慧の花暦 タイトロープ(1)

#新型コロナ #書店休業 #新刊 #巣ごもり

脱稿いたしました!
いやはや、いつも以上に長い、長い4カ月でした。そう、私は現在、1冊仕上げるのに、4カ月かかるので(年は取りたくないもんだ)。
順調に進めば、印刷所へ入校、3週間後ぐらいに校正者さんの校正が入った初稿ゲラという流れになります。ただ、この状況ですからね。担当編集者、印刷所の方々、そして、校正者さん、さらに私が、新型コロナに罹患しなけれ

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六道慧の花暦 浪速猫漫談(4月)

六道慧の花暦 浪速猫漫談(4月)

浪速猫漫談『金がなければ』

花「花太郎でーす」
太郎「いや、世の中、大変ですわ。ワシらどうなるんやろ」
花「こういうときはやな。近江商人の金言『金がなければ智恵を出せ、智恵がなければ汗を出せ』や」
太郎「たいそうな物言いやな。けど、三つともないワシは、どうすればいいねん。金と智恵はなし、猫やさかい、汗、出ぇへんし」
花「ほんなら、舌でも出しとけ」
太郎「まあ、舌ぐらいなら、いくらでも出せるさかい

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六道慧の花暦 4月(2)

徳間書店の新刊が、4月10日に発売されます!
まずはじめに、この一週間でスキやいいね、フォローをしてくれた方に、心からの感謝を。こんな騒ぎのなか、本当にありがとうございました!
感謝です。

さて、『警視庁特殊詐欺追跡班』は新シリーズです。
主人公の片桐冴子と二人の仲間――小野千紘と喜多川春菜、そして、そこに着任したのが、女性警視の上司・本郷伊都美。弱気で頼りない彼女が、思いがけない化学反応を起こ

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六道慧の花暦 4月

こんにちは。今日は、4月10日に発売される新シリーズの前振りとして、徳間書店から刊行されている警察小説をご紹介します。

まずは『警察庁α特務班』。嬉し恥ずかし初めての警察小説です。私は以前、海外ドラマが好きで、それをモデルにした作品になりました。男性作家が組織の対立や軋轢を描くなか、「自分だったらこういうのを書きたい」と思っていたのが、形になった感じです。
主人公の夏目凛子は、シングルマザー。今

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