六道慧の花暦 タイトロープ(1)

#新型コロナ #書店休業 #新刊 #巣ごもり

脱稿いたしました!
いやはや、いつも以上に長い、長い4カ月でした。そう、私は現在、1冊仕上げるのに、4カ月かかるので(年は取りたくないもんだ)。
順調に進めば、印刷所へ入校、3週間後ぐらいに校正者さんの校正が入った初稿ゲラという流れになります。ただ、この状況ですからね。担当編集者、印刷所の方々、そして、校正者さん、さらに私が、新型コロナに罹患しなければという条件つき。さらにさらに、すべてが奇跡的に何事もなく、いつもどおりに進んだとしても、発売した月に書店が開いているかどうかわかりません。実際、4月10日に徳間書店から『警視特殊詐欺追跡班』が刊行されたのですが、書店はほとんどがお休み状態。私は地元の国分寺駅に出たとき、丸井や駅ビルのセレオが閉まっていることを知り、座り込みそうになりましたもの。
我が子の晴れ舞台(要は書店に平積みになっているところ)を見られなくて、がっかりしました。これに関しては、友人の野澤さんが、府中駅に出たとき、開いていた書店で撮った店頭の写真を送ってくれましたが……今回はもっと厳しい状況です。
はたして、初校、再校、3校(作家さんによって色々らしいですが、私は3校まで見ます。齟齬が生じていないのはもちろんのこと、誤字脱字が限りなくゼロに近い状態で読者の方々にお渡しするのを信条としていますから)と進むかどうか。
印刷所の方々や書店員さん、担当編集者のことは、もちろん心配です。でもね、という複雑な気持ちがある。
ちなみに、初校が手元に来るのは、前述しましたようにだいたい3週間後ぐらいで、再校がそれから2週間後ぐらいかな。3校は再校が来て返した後、3,4日で読み終えます。
すべての作業が終わったことを校了と言うのですが、発売はそこから約ひと月後。今回は7月なかばぐらいを予定しています。
タイトルは『黒崎警視のMファイル(仮)朝日文庫』、これまた、徳間書店の『警視庁特殊詐欺追跡班』と同じく新シリーズです。
どうなることでしょうか。ここからその都度、『タイトロープ』としてブログに経過をアップすることにいたしました。
巣ごもり状態で退屈している方の、暇つぶしになればと思います。
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