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西行、漂泊の歌人のこと、、深夜書店。

 花鳥風月(かちょうふうげつ)、。

 自然の美しい風景。転じて、自然の風物・景色を題材にして詩歌を作ったり、絵を描いたりすること。風流なこと。風雅(ふうが)な遊びのこと、、、。

 そそ、花鳥風月、についてネットで調べてみた。
 
 冷静と情熱の「思念」、とはこんな感じなんかも、。
 なんて文章を書いた作品にも登場の、
 一文字ちがうだけの名前の娘、可愛い女の子の母になってる女性やったら、、。

「課長わ風月なん?」

と、もしかして、、、。
【某お好み屋さん】のこと考えるんちゃうかなぁ、と思うと笑えた。
 
 最近は俺の誕生日に祝電くれて、懐かしい響きの笑い方を聴いたくらいなんやけど、。
 
 そういえば、誕生日から幼馴染友人の営む店にも行けていなかった。
 倉庫の片づけやらなんやらもあってだ。
 
 幼馴染友人にも店のスタッフ方々、美人娘さんや腕毛の濃い店長にも会えていない。
 常連客の馴染みさん方々も懐かしく感じるくらいだ。

 真夜中の太陽、の心地よい美酒も。
 
 詩人、、。詩を巧(たく)みにつくる者。また、詩情を解する者。 詩的な感受性を強く持っている者。なんてググるとでてくるのやから、これは感受性の成せることなんやろう(笑)。
 
 で、友人の歌人は日々どういう心境なんかな、とか考えることもある。
 LINE、で訊(たず)ねるほどではないけれど、。
 つーか、訊ねると長くなりそうなので訊ねない。

 想い、を「歌」や「詩」に託し世にのこすことについても、。

 なので本日は、西行庵(さいぎょうあん)の8秒ほどの動画をLINEで送りつけた。(笑)。

動画↓。 「西行庵」8秒

 まぁ、そのぶんにも「西行、漂泊の歌人のこと、、」なんかを記したくなった。
 ひとり世の中を旅しながら、五・七・五・七・七のなかに想いを託して歌を詠(よ)み続けたってお方だ。

 歌人、についてネットで調べてみた。
 現代において歌人というのは日常的に和歌・短歌を作り、何らかの手段でそれを発表している方を指す場合が普通である。
 でも近代以前には、歌人というのが歌を詠むことだけを生業としている者だったわけではない。 
 「歌詠み」(うたよみ)と呼ばれる人々は、皇族や出家し僧侶の身分になった者は別として、朝廷より官位を得ている官人や朝廷や幕府等に仕える武家でありその妻や娘たちであった。
 つまりは当時はいかに和歌において高名をなそうとも、
 職業としての「歌人」というものはありえなかったのである。
 
 なんてことがわかった。

 歌詠み、の多くは歌枕(うたまくら)と呼ばれる各地の名所を型にして詠むだけで実際その地まで行って詠んだわけではなかったそうだ。

でも、。

 【西行、〈1118~1190〉。漂泊の歌人。
 名家に生まれて当時の出世コースを歩んでいたが、保延6年(1140)全てを捨てて出家した。
  代々、勇士の武門であるため、鳥羽法皇の北面の武士として仕えていたが、誉(ほまれ)ある身分を捨てたのだ。
 お坊さんになっても、どこの寺にも属さず修行して過ごしたという。


 西行、は高野山に独り、草庵で暮らしそこを拠点にいたるところにと旅をした。旅した先でも独り住み歌を詠んでは、また旅をしたという。
 
 交通手段は今現代とは比べられへんくらい不便、さらに治安もひどい乱世の時代に諸国を旅しながら歌を詠んだわけや、。

 風流を求めてさすらった西行、。
 
 自由、についての本質を考えさせてくれた。

 好き勝手に生きてたらええわけでもない。
 
自由、には誇りがあって責任感があるもんやと思う。
 自由ってことに責任感は大事なことや。
 責任もとれへん自由であるならそれは違う気もする。
 
 生きるものすべてへの眼差し、。
 こころのかたちを世に残す意欲、。
 
 自分自身にとって唯一(ゆいいつ)の心のかたち、。
 自分の心をみつめ続けていたんやろう。
 、、、誰もに伝わる「歌」が語り継がれていくんやから。

 肉体が消えて、亡くなろうと多くの心にその「歌」は沁み込み、また拡がっていく。
 
 西行、の想いは心の中で、はてなく旅していくんや。きっと、ずっと、。

 自分たちの住む世界を超えたものに対して感じるあの深い魅惑をあらわしているんやろうな。

‶ そらになる
  心は春の霞(かすみ)にて
  世にあらじとも
  思ひ立つかな  〟

【生涯の儚さを知った心はまるで春霞のように 空に立ち上り世を捨てる決心をしたことであるよ】、西行の歌。

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 この俺(詩人)にも、
 ずっと遥か四半世紀彼方(かなた)の想念(そうねん)も寄り添うことに気づく。
 友人たちの存在がそれへと導いてくれる。

 「記憶」を隠すことはできる、。でも、「想い」を変えることはできない、と。
 いとおしい、面影との会話も甦ってくるようだった。

 ・・・『考えたらわかることやのにな、見えへんだけでいつだって在ってくれるものって、』
 
 おまえは、いつだって寄り添い微笑む、。
 
 ときには厳しくもにらみつける、『過去も未来も超えていくもの、』が、伝わってくる。

 たくさんの友人や大切な者たちにも、おまえのことは語ってきた。

 世に在るすべてにいつだって寄り添い微笑む、。

 花鳥風月(かちょうふうげつ)、。

 自然の美しい風景。転じて、自然の風物・景色を題材にして詩歌を作ったり、絵を描いたりすること。風流なこと。風雅(ふうが)な遊びのこと、、、。

動画↓。「西行庵の秋」1分50秒


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