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もしパートナーが寝込んだら(ちょっとした愚痴と老婆心のアドバイス)

割と丈夫なわたくしですが、そりゃ時にはやっぱり風邪も引きますわね。久々に寝込みました。
(むしろシェフなんて年がら年中花粉症だ、気圧病だと大騒ぎする割には、釣りに行く時には直るから、仮病…?とまではいかないが、かなり「病は気から」でねーんかい⁈と思ったり…笑)

夫婦二人の自営業飲食店。どっちか寝込むと大問題。で、こっちが寝込んだ時に困るのが家事部門のいろいろ。うちは「俺の飯は?」を言わないだけまだマシかもしれませんが、それくらいでマシというのもなんかレベルの低い話。

ただ実際、何かのお世話をした経験の少ない方には、「看病」ってじゃあ具体的に何をすればいいの?がわからない人が案外多いのかもしれない、ということで、世の夫の皆さんの参考になればと思い、パートナーが寝込んだ時の対応を、老婆心ながらのアドバイスです。
※以下は自営業者夫婦さんや、リタイアしてご夫婦二人生活を過ごされている方、あるいは土日など夫さんが家にいる場合(今はパートナーの病気でも有給とれるのかな?取れるといいですよね)などに有効です(多分)。

●まず言うべきは「大丈夫?」

パートナーが「具合が悪い」旨の発言を行ったら、まず発すべき第一声は「大丈夫?」の一択です。なぜか対抗して「俺も頭痛い」とか「俺も調子悪い」と言い出すアホがいますが、この発言の意味するところは「あなたの看病したくない」宣言と妻は取ります。信用ガタ落ちです。
(実は今回も私が具合が悪い…と言うとシェフは「俺もきもんこ悪くなってきた」と言い出したので「ごめん、それを聞いても、今のあたしにはどうしようもできんわ」と答えました。その後グイグイ悪くなっていく私を見て慌ててましたが)

●1〜2時間おきには様子を見よう、聞こう

⭐️具合はどうか
⭐️食べたいもの、飲みたいものはないか
⭐️してほしいことはないか


この3つを少なくとも2時間おきにはパートナーに聞いてみましょう。
間違っても、「朝聞いたら何もいらないと言ったから、そのまま1日中放置」とかしないように。その時は要らなくても、時間が経てば具合も変わるし喉も乾く。場合によっては何か食べられることもある。具合が悪い時には大声であなたを呼ぶことが辛いこともあります。
事前にプリンやヨーグルト、市販のお粥、スポーツドリンクくらいはすぐにコンビニに走って買っておきましょう。
ただしぐっすり寝ているようだったら、無理に起こして聞く必要はないです。
(昔のシェフは、頭痛がどうにも我慢できなくて、「薬買ってきてくれない?」と頼んだら、「どうしても要る?」と言った挙句、不機嫌丸出しで買いに行ったはいいが、その間ようやくうつらうつらしかけていた私に、帰ってくるなり「ほら、買ってきたから!!」と揺り起こされた時には、「こいつマジボコリたい」と強く思ったものです。※その後の様々な人生経験ののち、今は率先して買ってきてくれるようになりました笑)

●何か頼まれたらポーカーフェイスで即実行

間違っても「めんどくさ!」感を出さない。
「それ今じゃないとだめ?」なんて答えは言語道断。しんどくて息も絶え絶えなのに、いちいちなぜそれをしてほしいか説明する余裕はこっちにはないんじゃ!すぐやってくれ!これが頼む方の本音です。
「でもさ、ほとんどの場合は、自分がどうこうせんでも自然に治るん違うの?」と思ったあなた、それ「正解」。確かにあなたがオロオロしてもしなくても、たいていの風邪とか疲れとかは治るんですよ、しかし!頭痛発熱倦怠感…様々な不具合を抱えて寝込むパートナーに、「ほっときゃ治るよ」と放置した場合、あなたは間違いなく「頼れないやつ」認定が下され、最悪離婚への道をまっしぐらです。
そもそもあなたが体調不良で寝込んだ時、「そのうち治るわい」と何日も放置されるのと、2時間おきに「大丈夫?何か食べられそう?」と聞いてくれるパートナーとどっちに惚れますか?そー言うことです。

●家の中を荒ませない

一家の家事担当が寝込むと一気に家は荒みます。
ゴミ、流し、洗濯物は要チェック。
あなた自身も看病中は食べたり飲んだりするでしょうが、ゴミや使った食器は必ず片付けること。病み上がりの妻に、流しに、汚れた食器、コンビニ弁当のゴミてんこ盛りというのは、精神的負担が大。「俺は平気」で済まさないこと。まだ小さいお子さんなどがいる時には特に。

普段はそれを家事担当が全て片付けて「くれて」いるのです。むしろこれを機会に、最低限の家事の手順を頭に叩き込んでおくこと。ゴミ出し、洗い物、洗濯くらいはできるように、日頃からちょくちょく手伝っておきましょう(今はコインランドリーもあるし)

※うちはもう小さい子がいないので、子供用の食事の心配はないですが、お子さんがいる時の食事はアレルギーに注意してくれれば、数日間はとりあえず「食べさせてくれる」だけでありがたいです(個人の感想)。できればあまりジャンキーになりすぎないようにしてほしい…とは思いますが。その辺は普段からパートナーに聞いてみましょう。

人は弱っている時に心ない対応を取られると、後を引くものです(特に夫婦間ではしこりになりやすい)。逆に、この数日間の対応さえ間違わずにバッチリ押さえておけば、絶対的信頼感を獲得することができます(うまくすれば日常の自分への不満を軽減させることも可。知らんけど)

長い夫婦生活の中では、お互いの病気や親の介護など、どうしても家事の分担は必須になります。「わからない」は「めんどくさい」の裏返し。いずれやることになるんだから、そこは腹を決めて取り組みましょう!
ほんと、いつまでもふたりが仲良く過ごすためのちょっとした努力です。がんばってー!

ということで、やっと回復して書いてる長い駄文笑。お読みいただきありがとうございます。
今日はシェフの作ってくれた晩ごはん。

焼き鳥ととり五目ご飯

明日から通常業務で行けそうです

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