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都大路レポ(感情の整理)

先日12/25。
第73回全国高等学校駅伝競走大会が京都で開催されました。
高校スポーツ大好き、陸上も大好き、
な私はラジオのお仕事で現地に行ってきました。
わたしの住む佐久市には全国屈指の駅伝強豪校である
佐久長聖高校駅伝部があります。


ラジオの特番名は
「都大路を駆け抜けろ!われら佐久長聖高校駅伝部大応援団」
番組の内容は、駅伝のレース最中にスタジオで情報をもとに
解説の方を交えレースを伝え、現地や商店街へリポート繋いだり、
歴代のスペシャルなOBの方々からのメッセージや、
各選手の好きな曲などをお送りしたり、を生収録のもの。
それをレース後から放送をする、という若干摩訶不思議っぷり。
結果出てるタイミングで放送されるものではあります。
(いろんな事情加味してますね)
こちらの特番は今回で3回目。
わたしの担当は昨年に引き続き現地リポーター。
長野のスタジオへ随時情報を伝えたり電話リポートしたりが役目。

都大路25年連続25回目の出場だった佐久長聖駅伝部。
これまで6年近くラジオのコーナーで特集させて頂いたり、
番組表付き冊子で取材をさせて頂いてきました。
私自身が趣味で専門誌買って読んでたりレース見たりもしてたので、
今回の選手のことは一応いろいろと分かっていたりして。
スーパー高校生はもちろんのこと、他の選手の話も聞いていたので。
なんだかみんなをすごくよく知ってる感じになってて。
前日のエントリー見て「やっぱり」「そうきたか」でわくわく。
みんな様々な思いのなか迎えてるんだろーなーって
もう一切他人事ではなくもはや自分事になってしまってて。

レース中は仕事はもちろんがんばってたのだけど
ずっとワクワクよりもハラハラドキドキきゅーーーんって
なってて何故か息苦しい2時間でした。

結果は順位は準優勝。
目標であった日本人最高記録更新(奪還)。
7人無事襷を繋いでゴールができた。
もう関わるすべての方の結晶だと思います。

ただやっぱり完全にイエーイって喜びきれない部分もあって。
選手でも保護者でも関係者でもないけれどいろいろ知ってる、
当事者じゃないけどとても知っているファン的立場、
である自分が何ができるわけでもないのだけど。
お父さんの胸で大泣きする姿、
チームメイトに泣きながら謝る姿を見てしまったら。

「勝ちたかった」←ちがう
「勝たせたかった」←なんかちがう
「勝ってほしかった」←まあ合ってる
「勝たせてあげたかった」←まあ合ってる 
「目標は達成できてすごく嬉しい」←合ってる
「このタイムでこの差ってなんなんだ」←合ってる
「おめでとう?うん、おめでとう」←きっと合ってる
「もっと何かできたのかもしれない」←これはぜったい完全に大きな勘違い
などなど。
みんなの目標達成出来たのに悔しさもいっぱいで。
ずーーっと勝手に胸がぎゅーーーってなってて、
感情の言語化に時間がかかりました。
(今もうまく処理出来ていない)
でもちょっとホッとはしてる。

これだけ真摯に自分と勝負と向き合い続けた全員のこれからが
本当に幸せなものであって欲しい。
きっともっともっと強くなる。
みんなもっともっと羽ばたけますように。と祈らずにはいられない。

今回の長聖駅伝部は10人の選手登録も
エントリーしたのも半分以上が1.2年生。
来年もいいチームになれる予感しかないなと思ってます。

来年はラジオはどう番組作りをするのか
(しないのか)まったく未定ですが。
何かしらのお仕事で関われるように
わたし自身も各所がんばろうと思います。
なによりわたし自身が来年も都大路を生観戦したい。

ここのところ毎日のように駅伝の夢を見る。
自分が出る夢、選手にインタビューしてる夢。
何かしらで整理しないといつまでも続きそう。

ということでここで感情面の言葉の整理。

駅伝て本当にすごい。
机上の空論なんて本当にその通りだし、
そのときまでまったく分からない。
でもやっぱり勝つのは簡単ではない。
ミスがなければ勝てるわけではなくて、
普通以上の力がいくつも掛け合わせないとできない。
ひとりじゃないから大変だし可能性も広がる。
だから面白いんだと思う。



おまけ。
陸上大好きなわたしですが。
自身は小4から高校まで陸上をやり、
走幅跳県優勝・100mHインターハイ出場が主な経歴です。
という跳躍種目人間が何故駅伝マニアになったかというのは、
陸上を辞めたあとに見た箱根駅伝がきっかけです。
2000年の箱根駅伝。
当時法政大3年生の徳本さん(現駿河台大学駅伝部監督)が
1区で大爆走をして襷を繋ぐ姿を見て。
こういう駅伝もあるのかとセオリーぶっ壊されたような感覚に陥り
駅伝沼に落っこちました。
更にこの徳本さんが実業団で所属したのは日清食品。
これは長聖駅伝部高見澤監督が所属されたチームでもあります。
高見澤監督とわたしは年齢が同じなので出たインターハイも同じで。
そんな妙な共通点なども、
私が高見澤監督や長聖駅伝部を推しているとこでもあります。



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